既死廻生のクレデンダ 前編
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
込まれていき――そして、生命維持限界を迎えたOTが規定プログラムに従って、『彼』の脳髄に致死量の睡眠薬を、黄泉路への片道切符を押し込んだ。
『彼』の身体は一瞬ビクリと震え、目が虚ろになり、全身が弛緩し、あらゆる排泄物を抑え込む筋肉の活動が停止し――
そこには、抜け殻が残った。
2004y担当第3373号男性型と呼ばれたそれの、抜け殻が。
その星に住まう、最後の命が途絶えた瞬間だった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ