暁 〜小説投稿サイト〜
エルフが深刻な少子化問題の解決策を見つけました
全話
[7/10]

[1] [9] 最後 最初
まじさ…。
いや、そんなことはどうでもいい、とにかく俺はこのエルフに、1回でも多く、1滴でも多く射精し続けたい。
俺は下腹部に力を込めた。痙攣を繰り返す膣内とひくつく子宮口を、もう一度ペニスで突き上げる
ぴゅっ、ぴゅ、ぴゅっ。
(もっと出ろ、もっと出ろ、出ろ!俺の子種!)
「あっ! でてる、まだでてる、あかちゃんでてる! あーっ! あーっ!」
エルフは俺のペニスの脈動に合わせて、歓喜の声を上げた。
ぴゅ、ぴゅ、ぴっ…ぴ…。
長い射精を終え、2人が全員のこわばりを解き、ベッドに崩れ落ちる。
「あ、いい…。あかちゃん、いっぱい、でた?」
「ああ…いっぱい出た」
それから長い間、俺とエルフは繋がったままの姿勢で、何度も何度もキスをした。
「赤ちゃん…できるかな」
「ああ、きっとできる。いっぱい出したからな、俺の赤ちゃん」
「うれしい…。あなたの赤ちゃん」
エルフの青い瞳が潤んで、涙が溢れた。


いつの間にか夜が明けたようだ、外から鳥の声が聞こえる。
エルフは一晩中、あおむけになったまま自分の膝を抱え、尻を突き上げ、俺の子種が流れ落ちないようにしていた。
「ん…」
俺がベッドから身を起こすと、エルフは全裸のまま、股間に木綿布を詰め込んでいた…1滴も子種を逃がしたくないのか。
それから、自分の身体を拭い清めた後、俺の体も綺麗に拭いてくれた。
「そろそろお別れ」
服を来て、本来の気高い森の妖精の姿に戻ったエルフが、夜の乱れを忘れたかのように、短く言い放つ。
「ああ」
俺も村に戻るときが来たようだ。俺も服を着て、身を整える。
小屋を後にすると、エルフが深い森の中を道案内してくれる。
エルフは黙って、軽やかに森の間を歩く、俺はそのあとを離されまいと頑張ってついて歩く。
何時間歩いたか分からない…木の茂った暗い森が少しずつ明るくなり、細いけもの道が、木々の向うに見えてきた。
「あれ」
エルフがけもの道を指差す。
けもの道の上に立つと、そこは狩りの行き返りに通りかかる、見覚えのある場所だった。
「ああ、ここからなら村に帰れる、ありがとう」
「さよなら」
俺に抱きつき、頬の矢の傷跡に軽くにキスしてくれた。
エルフが寂しそうに俯く。が、すぐに気高く冷たい森の妖精の表情に戻った。
「あの道をたどれば、村に帰れる。これからあなたは私の事を忘れる。ちょっと寂しいけど、掟は掟。みんな忘れて」
「なあ、最後に1つだけお願いしていいか?」
「なぁに?」
一瞬だけ、少女っぽい可愛らしい表情になり、小首を傾げた。
「どうせ忘れるんだ、名前を教えてくれよ、俺はカルフィ、って言うんだ」
「ん…。私、ディナーサ。…さよなら」
その次から俺が聞いた言葉は、わけの分からない呪文だった。


…。
俺は村一番の弓の
[1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ