園みどり子(そど子)と冷泉麻子
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くっつけんばかりに近づけ、小さく細い声で自分の知っている限りの子守唄を歌い続ける。
遠くない未来、自らの子供が産まれ、泣き止まぬ時やぐずる時に歌うであろう、優しい歌を。
やがて、麻子の呼吸が深く緩やかに、安らかな寝息へと変わり、絡み触れ合わせていた足先が温かみを帯び始めた。
「おやすみ、麻子」
「ん……」
小さな小さな声で麻子の耳元で囁くと、自らも腕と身体の力を緩め、深い眠りの中へと落ちて行った。
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