第3章 リーザス陥落
第84話 ノース・サウス二正面作戦
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ヘルマン以外にも戦う相手が、それなりの大物と戦う羽目になるとは思ってもなかったのだが……、こちら側の被害がなく終われたのは幸いと言う所だろう。
ネカイの登場で、ユーリにとって色々と頭が痛い事になったのだが、それなりに説明をした所で ある程度は皆わかってくれた様だ。……志津香の足技、かなみが泣き顔、トマトがかなり敏感に反応したが、まぁ 大丈夫だろう。色々と楽しんでいたマリアや、ポーカーフェイスなクルックーは置いといて大丈夫だ。………根掘り葉掘り訊かれて、それなりには疲れた様子だったが。
そして、ネカイもそれとなく一緒に行動する事にした様だった。
ランスはランスで、幻覚魔法をかけたと言うのにも関わらず、娼館でのサービスを受けに行った様だ。
そして、そこでの一言が『……ミリより、変態がいた………』との事。何があったのかは、全員が訊かない事にした。それなりのトラウマになった様で、もう此処を利用する事はなさそうだった。
〜オクの町〜
一行はその後 ジオの町を通り、そして オクの町へと帰ってきた。
それなりに心配をしていたのであろうか、レイラ達が出迎えてくれている。
「よーす。レイラさん。帰ってきたぞー」
がはは、と笑いながらレイラに手を上げるランス。レイラも笑って応えていた。
「こっちは問題なく終わった。……そちら側には変わった事はないか?」
「ええ。大丈夫よ。まだ目立った動きは無いわ。それにしても、色々と手配してくれた兵士達が揃うみたいだけど……、随分な大軍ね。流石、と言った方がいいかしら」
それは、レイラも舌を巻くほどのもの。
一足先に、ヘクトミリバールが手配してくれていたらしく、もうオクの町に揃っている様だ。カースAの残骸と相手にしたり、ネカイが蒔いた種に苦慮していたりしている内に、到着したとの事。
「がははは! オレ様にかかれば、るろんたを捻り殺すよりも簡単な事だ。一声で集まったぞ? がははは」
ランスは、ランスでいつも通り。
だが、やはりこの男の影響力と言うものは本物だから、そこにも素直に舌を巻くレイラ。
「みたい、ね。流石はリア様の旦那様、って事かしら」
「だぁぁぁ! あいつとはそんなんじゃない!」
「え? でも、婚姻届、出したって訊いたけど?」
「リアが勝手に出しただけだ! オレ様が、1人の女に縛られてたまるか!」
レイラは、本気にはしていないだろう。……ただただ、ランスをからかっている様だ。経験の差、と言うべきだろうか、ランスが『さん』付けで話をしている所を見ても。
「ま、とりあえず 兵士たちの宿も用意してもらうね。部隊編成もしなくちゃならないし……」
「その辺りは大
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