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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
4:偉そうな態度の奴は、態度だけで実際偉くない。
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ねーだろ!」
「人間ではなく神の使いだと思ったと言って居るだろうが! 実際におヌシは何日も寝てないのだろ! 一体何日寝てないのだ?」

「もう六日間寝てねーよ!」
「ほれ……そんなに眠らないでも元気なのだから、ベッドの必要は無いと思うのは当然! ベッドが必要だと言うのなら、ビルダーなのだから新たに作れば良かろうに。この数日間、我が輩が使用して香りが染みついたベッドで良ければ、その新たに作り出すベッドと交換しても良いぞ」

「ふざけんな、新たに作るベッドは俺んだ!」
「では、このままでと言う事だな……ん? その手に持っているのは焼きキノコか?」
ロロンドは話を勝手に切り上げると、先程作った焼きキノコに目が行く。

「おぉ、よくぞ我が輩の為に作ってくれたなリュカよ。ご苦労ご苦労……では試食させて貰おう」
そう偉そうに言い切ると、勝手に焼きキノコを手に取り食べ始めた。
そう言えば……俺、まだ食ってない。

「おお! 上手いぞリュカよ、おヌシも食べてみるが良い!」
「言われんでも食うわ!」
全てにおいて納得いってないが、空腹である事も事実だったし、自分のビルダーとしての成果も確認したかったから、焼きキノコと卵焼きを頬張る。

美味い。美味いけど、腹立つ。
腹立つけど、今は眠い。
だからロロンドの言う通り、新しいベッドの作成に取りかかる……

のつもりだったのだが、突然拠点の一角に邪悪な気配が蔓延する!
思わずダッシュでその一角へ赴くと、そこには大量のモンスターが臨戦態勢でこちらに進軍してきていた。
これは一体如何いう事だ!?

「リュカよ。如何やら竜王軍に目を付けられた様だな」
「目を付けられた?」
「そう……物作りの能力を失った人間が、1カ所に集まって町の再建をしている……魔物も危機感を感じたのだろう」
「この程度の復興状態で危機感を? 随分器が小せーなぁ」

とは言え、このまま傍観するわけにもいかない。
まだ大して復興してない町は壊されても構わないが、戦う力の無いピリンを犠牲には出来ない。
魔法も使えず、手持ちの武器は檜の棒1本……でもやるしかない!

「リュカよ……これを使うが良い!」
覚悟を決めて檜の棒を握り締めると、ロロンドが俺に傷薬3つと棍棒を1本手渡してくれる。
「これは?」

「我が輩だってこの町に来て、物作りの能力を取り返しつつあるのだ。もしもの事を考えて、戦う準備はしておいたのだよ!」
傷薬と棍棒で、そんなに偉そうな態度に出るかねぇ……まぁ今回は貰っておくけど。

手持ちの武器を檜の棒から、今しがた受け取った棍棒に変更すると、俺は勢いよくモンスターの軍勢に突進する。
若返り全盛期の体力になった俺を舐めるなよ!
今なら一晩で、野球の1チーム分を仕込む事が出来るん
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