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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?舞い散る桜花の果てに銀雪は舞い降る〜Settlement〜
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ぎ・・・!」
対スマウグ戦で一番必要な戦力が墜ちてしまった。ディアーチェが「このトカゲ如きが!」とブチギレて、アミタ達は武装隊員たちから神秘の無い魔法を受けては笑うスマウグを睨みつけた。なのは達もキッと睨みつけると、「よい怒りの目だ。止めて見せよ、我が歩みを」スマウグがルシル達の元に向かって歩き出した。
「ルシル君たちの方へは行かせへんよ!」
「これ以上、我らが盟主に指一本とて触れて見よ! 必ずその首を刎ね飛ばしてくれる!」
『ユーリです! 戦線に復帰します!』
再びなのは達、復活を果たしたユーリの総攻撃が始まる。だけど結界が無いから、流れ弾の威力によってはとんでもない被害が出るかもしれない。だからと言って「放置するわけにもいかないっしょ!」私も攻撃に参加しようとした時、『シャル・・・』私の名前を呼ぶ声が。
『ルシル・・・!』
『あー、くそ。・・・もうこの手段しか無い。俺の魔力を使って・・・創世結界を開け。このままだと、本局や人命が危うい。頼む』
『・・・そうなると、あなたは戦線離脱ということになるけど・・・』
『なんとかする・・・! 好きなだけ持って行ってくれ・・・!』
ルシルの言葉に強い意志を感じ取ったからこそ『解った。詠唱、一緒にお願い』承諾した。ルシルの魔力を引き出す。これでまたルシルは記憶を失う。それはつまりルシルの戦力を削ることと同意。ガーデンベルグを斃すまで保つかどうか判らない恐怖が襲って来る。でも・・・。ルシルがそれでも良いって言うのなら・・・。
「『其処は剣戟の極致に至りし者の君臨する世。風が鳴き、桜は舞い、陽の明かり、地を満たす。月が輝き、星は流れ、夜の蒼闇、空を満たす。いざ開かれよ、剣神の座する天城と俗世を隔てる聖門。流転する運命・織紡がれる絆に祝福された王の名の下に彼我を招き、その偉容を示せ・・・!』」
――
剣神の星天城
(
ヘルシャー・シュロス
)
――
“断刀キルシュブリューテ”を縦一閃に振り降ろして現実世界の空間に切れ目を作り、そこに創世結界の術式を割り込ませる。現実世界に開いた切れ目を基点に、創世結界が現実世界を侵すように爆発的に広がる。切れ目から桜の花びらが無数に吹き出し、周囲一帯を桜色一色に塗り替え、そして・・・
「な、なんですかコレは!?」
「わ、わーお・・・」
「世界が変わっただと・・・!?」
「桜・・・」
「おお、すごい、すごい!」
「なんて美しい景色なのかしら・・・」
「こ、これも魔法なのでありますか!?」
「す、すごいですー!」
そこは桜の花びらが舞う私だけの世界。雲1つとしてない蒼天。周囲には城や塔といった建造物群。そして私たちの居るところはコロシアム。創世結界内での戦闘を行うためだけの
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