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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?舞い散る桜花の果てに銀雪は舞い降る〜Settlement〜
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で創り出した一対の翼を展開させ、空へと上がる。レヴィも「よーし! 次こそ仕留めてやる!」そう言って飛び立った。目指すは翼を羽ばたかせて宙に君臨するスマウグ。アールヴヘイムで見た時、アイツの全身の鱗は黄金に覆われていたけど、今は見るも無残に本来の赤い鱗が目立つ。
「みんな・・・!」
スマウグの周囲には様々な色の魔力光が飛び交っている。桜色はなのは。茜色はアリサ。藤紫色はすずか。金色はフェイト。白色ははやて。蒼色はルシル。紫色はシグナム。赤色はヴィータ。藍白色はザフィーラ。紫色はディアーチェとユーリ。赤色はシュテル。黄色はフラム。翠色はアイル。薄紫色はアミタ。空色はキリエ。射撃、砲撃、スマウグへ接近しての近接攻撃が繰り返されるけど、奴は火炎のブレスで反撃を続けてる。直撃は・・・死だ。
『アリシアからカートリッジを預かったから、ドラウプニル組はカートリッジ組を援護してあげて!』
“ドラウプニル”組のすずか達はさらに苛烈な攻撃をスマウグへ加え始め、カートリッジ組は分散して、まずは「シャルロッテさん!」なのはと、「頂戴します!」シュテルが来た。さすがにみんな一斉には来ないよね。アリサ達は“ドラウプニル”組の援護を受けつつ、私の元へ近づいて来ながらも攻撃を続けてる。
「なのは、シュテル。スマウグはどんな感じ?」
2人の防護服や肌は若干だけど煤汚れてる。砲撃魔導師ということもあって遠距離戦を担当しているのに、それでもあれだけ汚れてる。
「強いよ。私たちみんなの全力全開を受けてもビクともしなかったし、ルシル君の儀式魔術を何度受けても全然堪えてないし・・・」
「今のところスマウグにダメージを与えることの出来たのはユーリだけですが、それ以降警戒されてしまっていて近付けない始末ですね」
私がここに来るまでの間に、なのは達がどんな戦術でスマウグと戦っていたのかを聴いた。
「そう・・・(やっぱりドラウプニルとカートリッジだけじゃ足りないんだ)」
『なのはとシュテル、カートリッジの補給完了!』
『了解だ。次は私とヴィータが補給させてもらいたい』
『あたしとシグナムのデバイスって装填数が少ねぇからな。しかも消費量も半端じゃねぇし』
『援護するでありますよ!』
なのはは魔力砲「ディバイン・・・バスターッ!」を、シュテルは火炎砲3連射の「ブラストファイアー!」を放ちつつ前線に再び加わった。それからシグナムやヴィータ、フェイトとフラムにもカートリッジを渡して・・・
「久しぶりね、スマウグ! これから私も参戦するから!」
「剣神か! よい、これで舞台は整ったわけだ!」
私も参戦する。右手に“断刀キルシュブリューテ”を、左手にデバイスの“キルシュブリューテ”を携え、神秘カートリッジをロード。
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