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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?舞い散る桜花の果てに銀雪は舞い降る〜Settlement〜
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炎竜なの。体内の温度は数千度。臓器だってそれと同じくらいなんだから、触れた瞬間に消し炭にされるからね。そういうわけで搦め手は使えないの。正攻法で、真正面から叩きのめすしか・・・ね」
私が参戦したところで戦況は劇的に好転しない。生前、全盛期の私であったとしても、だ。それほどまでに存在としての格の差があり過ぎる。だけどこうなってしまった以上は、どんな手を使ってでも勝ちに行かないといけない。そう決意して改めて歩を進めた直後・・・
「ああもう! 竜ってこんなに強いの!?」
「カートリッジがすぐ切れちゃうよ〜!」
結界の内側から飛び出して来たアリシアとレヴィ。アリシアは不機嫌丸出しで、煤で真っ黒に汚れまくってるレヴィは悔しそうに顔を歪めていた。そんな2人が私に気付いて「シャルロッテ! やっと来てくれた!」アリシアは表情を輝かせ、「赫ハネ! 待ってたぞ!」レヴィがニカッと笑った。
「シャマル先生! フェイトとなのはとアリサ、それにシグナムとヴィータのマガジンとカートリッジちょうだい!」
「ボクのとシュテルのと、あとフラムのも!」
「ええ! 持って行って!」
シャマルは足元に置かれているリュックサックから、“フレイムアイズ”、“タラスクス”用のマガジンと“レイジングハート”、“ルシフェリオン”用のマガジン、それにフェイトやシグナムとヴィータ、レヴィのカートリッジを、アリシアとレヴィに渡した。とんでもない数のカートリッジ。ルシル、かなりの大盤振る舞いね。
「シャルロッテ! 一緒に行こう!」
「え、ええ!」
「スマウグって竜、エルトリアに居る奴なんかよりずっと強いよ! でも勝つけどね!」
出入り自由の結界らしく、すんなりと入れた。まぁ一番大事なのは戦闘による被害を外に出さないことだからね。そして私も結界内の戦場に足を踏み入れた。そこは結界外とは全く違う世界だった。
『ひどい・・・!』
イリスから怒りの感情が流れ込んで来る。至る所に火柱が立っていて、建物の幾つは完全に倒壊してる。それに「グォォォ!!」大気を震わせるような雄叫びが轟き、無事な建物の窓ガラスなどが何百・何千枚と破砕される、地面に亀裂が入る始末。
「シャルロッテ! わたしの代わりにコレ、みんなに渡して! わたしじゃどうしても遅れちゃうから!」
アリシアから差し出されたカートリッジとマガジンを「判った。アリシアはここで待ってて」と受け取り、『こちらシャルロッテ! 今より戦線に出るわ!』みんなに現着し、戦闘に参加することを伝える。
VS・―・―・―・―・―・―・―・―・
其は財宝を集め護りし竜族の王スマウグ
・―・―・―・―・―・―・―・―・VS
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真紅の両翼
(
ルビーン・フリューゲル
)
――
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