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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?舞い散る桜花の果てに銀雪は舞い降る〜Settlement〜
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†††Sideシャルロッテ†††
ベルカ時代、ルシルがオーディンと名乗っていた頃に当時のフライハイト家に授けた“断刀キルシュブリューテ”・レプリカ。私はソレをイリスの実家から借りて来た。うん、無断だったけど、あとで返すからきっと大丈夫。
『シャルロッテ様! 居住区内で戦闘発生って、まさか・・・!』
『クララって子の強制転移が使えなくなってどうしようかって時に、スマウグから戦闘を仕掛けられたことで交戦に入った、と考えるのは妥当でしょうね』
私の来世の人格・イリスに予想を伝える。ルシルは本局での戦闘なんて絶対に仕掛けない。スマウグがどれだけ強大な存在かを知れば、その選択だけは絶対に選ばない。それでも交戦状態だということは、向こうから仕掛けられてしまったに違いない。
とにかく私は、戦場となってしまった本局・居住区へ走る。スカラボから居住区へ向かう中、本局内はエマージェンシーの警報が鳴り響いていて、局員が慌ただしく廊下を走り回ってるのを見る。
「クロノ! それにユーノ達も!」
私もようやく武装隊やら戦闘を行える執務官やらがわんさか集まってる現場に到着。結界担当のクロノ、ユーノ、アルフ、シャマル先生、セラティナ、あとクララに声を掛けると、「お待ちしていました、騎士シャルロッテ!」クロノから敬礼を返されちゃった。とりあえず「ん。状況は?」クロノ達が張った多重結界を見詰めながら訊ねる。
「戦況的にかなりまずいと、先程アリシアから念話がありました」
「紫天の盟主ユーリと、ルシルの魔術で、僅かなりと弱体化できたようですが、スマウグが本格的に反撃に打って出たようで・・・」
クロノとユーノから報告を受ける。相手の魔力を利用するユーリの魔法は最高の対抗策だ。ユーリを起点に戦術を組み立てれば、そこそこ良い戦いが出来ると思う。とりあえず「私も参戦するから、結界の方お願いね」私も結界内へ進入するべく歩きだそうとしたら「騎士シャルロッテ!」シャマルに呼び止められた。
「なに?」
「私の旅の鏡で、スマウグのリンカーコアを摘出するって方法は取れないのかしら・・・?」
「残念ながら無理。魔族の、特にスマウグのような魔獣属・竜種には魔力生成器官が無いの。その存在自体が魔力と神秘に溢れていて、その攻撃全てが魔術と同等以上になるわけ」
「じゃあさ、生物ってんなら心臓とか、生きるのに必要な臓器があるだろ、スマウグの心臓とかを潰しちまえば良いんじゃないかい?」
アルフがさらりと残酷な手段を提案して来た。その方法を実際にやることになるかもしれないシャマルが「ええっ!?」ドン引き。でも「それも無理」と私は両腕でバッテンを作った。シャマルが目に見えてホッとしたのが可愛かったなぁ〜。
「なんでだい?」
「スマウグは火
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