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銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
一年後の出来事
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かよ。もう少し自重してくれないかな。」
すると放送でシュテルとディアを呼び出した。
「フッケンバイン一家のところにいって来て、そこでこの書類をカレンに渡してきて欲しいんだ。もちろん危険だから気を付けてね。」
「分かりました。」
「我を誰だと思っている。心配などいらん。」
「では早速行ってきてくれ。座標は此処だから。」
シュテルとディアはゆっくりと本部長室を出ていった。
「何だか嫌な予感がするのだが気のせいだろうな。」
「ええ。私もそう思います。」

「スミマセン、未来エリアA本部長の使いでやって来ました。夏村シュテル大佐です。」
「同じく、夏村ディア大佐です。」
そこにはまだ若い男性がいた。
「僕はフォルティスと言います。カレンから話は聞いているのでどうぞ此方に。」
二人は案内されるままに着いていった。
「二人は人間ですか?」
フォルティスが二人に聞いてきた。
「今はそうですが、昔は魔導書のマテリアルでした。」
「マテリアルですか。私たちのことは聞いていますか?」
「いいえ何も聞いてはいません。ただ協力関係があるとだけ聞かされています。」
それを聞いたフォルティスは、
「なるほど、未来さんは約束を守っているのですか。正直言いますと驚きです。」
「そうですか。でも未来は絶対に約束は守る人だと思っています。」
「そうですか。そちらの方も同じ意見ですか?」
ディアにも聞くフォルティス。
でも返ってきた言葉はおなじだった。
「当たり前だ。我らの兄貴は損しっかりしておる。」
「そうですか。わかりました。」
そうするとフォルティスが立ち止まり。
「この中にカレンがいます。」
「案内ありがとうございました。」
「世話のなった。」
二人はカレンの部屋に入っていった。
「未来エリアA管理本部長から手紙を預かってきました。」
そう言いカレンに渡すと、
「わかったわ。ちょっと待っててね。」
カレンが何かを書き始めた。
数分して書き終えると、
「これ坊やに渡して頂戴。」
「わかりました。失礼します。」
「失礼した。」
二人は出ていくと、またフォルティスがいて、出口まで案内された。
そして急いで帰って未来にカレンの手紙を見せると、
「よくやってくれた。これで当分平和になれる。」
と言い嬉しがっていた。
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