第17話「たんさく」
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ってるだろ!!」
ちなみに由紀は太郎丸と遊ぶのに夢中、胡桃は既に想い人がいるから動揺していない。
美紀と圭も俺との付き合いはまだ長くないから蘭の戯言だと聞き流している。
先生と悠里はまぁ...そういう所が初心な所あるから...。今も顔赤くしてるし..。
「えー、だってそう見えたんだもーん。」
「あのなぁ...こんな緊急事態にそんな悠長な事...。」
ていうかハーレムってなんだハーレムって。俺にそんな甲斐性ないと思うぞ。
「緊急事態だからこそ吊り橋効果であいたぁっ!?」
「ダメだこいつ、碌な事言わねぇ...。」
もう一度引っ叩き、黙らせる。
「.....ま、男女の比率はその通りだけどさ。」
7:1だもんな...。...なんか、肩身が狭い...。
「わうっ!」
「おおっと。...そうだな、お前もいたか。悪いな。」
太郎丸はオスだからな。数に入れておかないとな。
「..さて、そろそろ戻るぞ。夕方にもなってきたし。」
「はーい!」
太郎丸も俺の所に来たので、これで遊びは終わりだ。
全員、生徒会室に戻って行った。
「...遼君、何してるの?」
「あ、先生。いや、ちょっと...。」
生徒指導室である物を弄っていると、先生が話しかけてきた。
「それは...釘打ち機?」
「はい。ちょっと安全装置を外していて....っと、できた。」
親父から身近にある物を武器にするための知識を叩き込まれていたから、釘打ち機...ネイルガンに付けられている安全装置を外す事に成功した。
「...銃の音はでかく、弾薬も限りある中で、遠距離武器として役立ちますよ。」
「もしかして...これで釘を?」
「はい。釘なら普通の家にもあったりしますからね。」
日曜大工とかやってる家だと余計にあるだろう。
「アメリカ製のネイルガンなら安全装置は元からないんですけど、ここは日本ですからね。わざわざ外す必要がありました。」
「...これほどの数、全部今日の探索で?」
「案外、あるものなんですよね。結構家も回りましたし。」
ネイルガンの数は10個以上。学校にもあったからな。
「釘もそこらじゅうで手に入れてきました。弾薬よりもかさばらないので。」
これも全部安全を保つためだ。
「これならいざと言う時、先生や悠里...はたまた由紀だって戦う事ができます。」
「.......。」
...さっきから先生は無言だ。
「...どうしました?」
「.....先生って、そんなに頼りにならない?」
「えっ?」
いきな
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