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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
2:直ぐに壊れるのは武器。壊れにくいのは……
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やらせるクセに。

声が聞こえなくなった所で俺は小川に手を入れる。
冷たい水が俺の意識を切り替えてくれる。
そして、そのまま水を両手で掬い勢いよく顔に浴びせる。

多少すっきりした所で周囲に視線を向けると、ピンク色の果実が目に留まる。
小ぶりで少量だが、甘くて美味しそうな匂いを醸し出している。
そう言えば、復活させられてから何も食べてないなぁ……いや、ピリンを喰べたか(笑)

俺は彼女にも食べさせたくて、何個か檜の棒でもぎ取り、拠点へと持ち帰る事に……因みに木の実は“桃柿の実”と判明。
拠点へと帰り着くと、丁度ピリンも起きてきた様子。
グッドタイミングとはこの事だ。

「おはようピリン。拠点の外で桃柿の実を取ってきたんだ……一緒に食べよう」
「おはようリュカ。ありがとう、桃柿の実って量は少ないけど、美味しいのよね!」
よぉ〜し、好感度上昇だぁ!

「リュカはビルダーなんでしょ? ビルだーって町とかを再建して、アレフガルドを昔みたいに復活させるのが仕事なんでしょ?」
「ん〜、まぁそうらしいねぇ」
仕事って賃金が貰える物じゃないのかねぇ?

「でね、私考えたの! このメルキドを再建するには、もっと沢山の素材を集める必要があるって」
「……あぁそうか! めんどくせーなぁ」
そう言う深い事まで考えたなかったなぁ……

「だからね、素材を仕舞っておく収納箱が必要だと思うんだけど、何か思い付かないかな? ビルダーのリュカだったら造れるんじゃないかな?」
収納箱かぁ……先刻(さっき)水場へ往復した時、太い枝を大量にゲットしてきたから、それで何か造れないかなぁ?

「どう、出来そう?」
「うん。やってみるよ」
心配げなピリンにウィンクして、石の作業台に向かう俺。

そして造る。
頭に思い浮かぶまま、収納箱を10個程。
そしたらピリンが……

「うわぁ凄い! 直ぐに造れちゃうんだね」
と抱き付いて褒めてくれる。
ビアンカ程ではないが、柔らかい胸が心地よい!

「じゃぁさ……私、こんな部屋の図を書いたんだけど、造れるかな?」
そう言ってピリンは胸元から薄汚れた紙を取り出し俺に見せる。
そこには歪な線で描かれた部屋の図面が……

「私もねリュカのお手伝いがしたいから、石の作業台を設置した作業部屋があれば、沢山物を造れると思うのよ」
なる程、作業用の部屋かぁ……
野晒し状態で作業するよりも集中出来そうだし、良いアイデアだと思う。

「良いね。早速ピリンの図面通り、作業部屋を造ってみるよ。でも、その為に壁材として土ブロックが大量に必要だなぁ……」
まぁ土ブロックならそこら辺を掘り返せば手に入るのだし、問題は無いんだけども、どうせ手間をかけて土掘りするのなら、拠点内に水を引き込む作業と
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