暁 〜小説投稿サイト〜
とある3人のデート・ア・ライブ
第九章 全ての始まり
第4話 新たな方程式
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
私、神代柑果はアレイスターとソフィと一緒に図書館へと向かっていた。

入ると、そこはバカみたいに広かった。体育館ぐらいあるんじゃないかと思う位に。

アレイ「さて、集まってもらったのだが」

アレイスターが私とソフィに座るように促しながら話を切り出した。

アレイ「君たちは、魔法が残酷だとは思わなかったかい?」

ソフィ「うん?」

柑果「うん?」

アレイ「……どうして疑問系なんだい?」

あなたが何を言いたいか分からないからです。

ソフィ「何が言いたいの?」

ソフィの言葉に私もうんうんと強く頷く。残酷というのはどういう意味なのだろう?

アレイ「魔法というのは才能のある者にしか与えられない」

ソフィ「ふむふむ……なるほど」

柑果「……へ?」

いやいや、どういう意味だよ!?っていうかソフィさん!?何で今ので分かったの!!?

……顔に出さないように努力した私を誰か褒めてください。

アレイ「魔法を使えなくても使えない人間がいる。それは脳の処理能力が関係しているんだ」

そんな私を気にせずアレイスターは話を進める。

柑果「……それで?」

アレイ「だから私は考えた。今の魔法式を使うのには限られすぎていると」

……………。

アレイ「ならばどうすれば他の人も魔法を使えるようになるか」

……………おやすみ。

アレイ「それは……って、神代君。あからさまに寝ようとしないでくれ」

柑果「だって〜、私の理解力は一般人以下だもん」

アレイ「……本当に君が幻想殺しを創ったのか疑問に思うよ」

言いながら頭を抱えてため息をつく。悪かったね。共感覚とサヴァン症候群のおかげで記憶する事は出来るんだよ。

それを見越して(?)か、ソフィが腕を組みながらアレイスターの方を向いた。

ソフィ「要は他の人も使えさせるために、今の魔法式を根本から覆したいのよね」

アレイ「そうだ。今より簡単に分かりやすい魔法式をな」

……いや、本当に何で分かったのさ。それより魔法式を簡単にするってどうやるの……?

アレイ「まずは、神代君の幻想殺し……アレをどうやって創り出したのか教えて欲しい」

幻想殺し?………多分全てを打ち消す魔法のことだよね?

何勝手に名前つけてんのさ。地味にカッコイイじゃないかこの厨二病野郎め。

柑果「えっとね、全ての魔法の共通点を見つけ出して……」

でもそれを口に出さないのが私である。

アレイ「共通点?」

柑果「そ。図書館とかで色々な魔法式を読み漁って、共通点を見つけたからそれを打ち消す魔法を創り上げた」

アレイ「……その共通点というのは?」

柑果「まあ色々あるんだけど……」

と、
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ