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ゴブリンになった・・・・・死ねってこと?
十四日目〜十六日目
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ら絶対に勝てないと踏んでいた個体と戦う事にしていた。犬の頭部と錆びた胴鎧に錆びたロングソードを装備が特徴のコボルトである。それが二体もいるので、以前ならゴブ郎の判断で撤退が優先であったが、俺達はこのコボルトと戦った。俺とゴブ美の『初心者の短弓』と『小型クロスボウレベル』の援護射撃を受けたゴブ郎は、直ぐにコボルトの一体を『石の片手剣』で首元を指して瞬殺した。

他にもゴブ吉も多少の苦戦は強いられたが、それでもコボルトを『甲殻棍棒』で撲殺した。『存在進化』とは、ここまで違うのかと思う。格上のコボルトを、ここまで簡単に殺せるものなのかと思うと『存在進化』様々だよな。

なお、コボルトが所持していたロングソードと革製の胴鎧は回収した。ロングソードの二本はゴブ郎が扱う事になった。俺は、ゴブ郎やゴブ吉のように直ぐに切り込むようなタイプでもないので、現状の装備で満足していた。なお、俺の生産スキルで鑑定したコボルトの装備は現状の通りだ。

『錆びたロングソード』

制作評価 粗悪

錆びてしまったロングソード。切れ味も従来のロングソードより下がっているが、武器としては普通に使える。

『錆びた革の胴鎧』

制作評価 粗悪

錆びた革の胴鎧であり、革が少し劣化してしまっているので、防御力が低下している。


このようにダメ出しの説明がされているが、武器として考えるなら俺が装備している『石の片手剣』よりも装備としての格は上である。制作評価というのも、状態を表す表現であるため、劣化していたり古びたりしていれば粗悪の評価が出てしまう事があるのだ。ゴブ爺が言うには、大抵の武器や防具の制作評価は通常か粗悪のどっちかであり、それより上のランクは中々つかない事が普通だとの事だ。


こんな感じでコボルトの武具鑑定を終えた俺達は、コボルトの肉にありつくのだ。昨日と同様に焼肉にして食ってみたが、コボルトの肉の感触は不思議な感じがした。あと、俺が驚いたのはゴブ郎が飯とは全く関係ない『火精石』をぼりぼりと食っていた事だ。石なんか食って大丈夫なのかと聞いてみたら、俺は普通にいけると言葉を返して、俺は非常識にもほどがあるだろうと思ったが、ゴブ郎だからいいかと考えるのをやめにした。

その直後に手から火を発生させて、ゴブ郎が炎熱系の魔術にでも目覚めたのかと思ったが、ゴブ郎曰く全くの別ものらしい。本当にこいつは何でもありだなと呆れてしまう。その後は、ホーンラビットも狩って洞窟に戻った。下僕ゴブリンが、ホーンラビット以外にヨロイタヌキを狩ってきたのには驚いた。どうやら、彼らも成長しているだなと実感する。ゴブ郎も成長祝いで、俺達と一緒に焼肉パーティーを実行に移すのだった。

十六日目

朝起きてみたら、ゴブ郎に土下座する全員の同期ゴブリン達がいた。俺は思
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