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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#32 船上の戦い
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いんです。っで同位体って言うのは
音素
(
フォニム
)
振動数が全く同じ2つの固体のコト! でも、同位体は人為的に作らないと存在しません」
アニスの……、アニス先生の説明を訊き アルにとってもまだまだうろ覚えだった部分が補填された為、理解をする事が出来た。
「はぁ……、成る程ーー。うん、勉強になったよアニス! ありがとう」
笑顔で、アルはアニスに礼を言う。
まさか、礼をいわれるとは思わなかったアニスは少々驚きながら。
「はうわ! そんなお礼を言われるほどのことじゃないよ〜! でも、アルは知ってたんじゃないの?」
「いや、 その《同位体》って言う言葉は、よく知らなかったんだ、勉強になったよ」
アルは理解出来た様子だ。問題はルークだ。
「では? 肝心のルーク様は理解できましたかねぇ〜?」
ジェイドが、別に言わなくてもいいのに、これまた皮肉を込めた様に訊くから。
「だーうっせえな!!」
ルークが怒ってしまった。いや、ジェイドは確信犯だと思える。……楽しんでいる様に見えるから。
「ルーク、落ち着きなさい。 1一つ覚えられて良かったじゃない。」
怒っているルークを見て、ティアが宥めるが 生憎とルークを宥める事が出来るのはただ1人の為。
「へん!」
ルークは へそを曲げっぱなしだった。
「後、確か昔、研究されていた《フォミクリー》と言う技術なら、 同位体を作れるんですよね?」」
ティアがそうジェイドに訊いた途端、イオンが少し驚くような表情をした。
「?」
アルは、イオンの表情を偶然見て、少し気になったのだが、イオンは すぐ表情を元に戻したため、深く考えるのはやめた。
「フォミクリー… あれは 模造品。《レプリカ》を作る技術です。
音素
(
フォニム
)
振動数は変わってしまいますから、 同位体はつくれませんよ」
ティアの言葉をジェイドが否定した。
同位体だの、ローレライだの、まだよく判ってない単語が沢山あるのに、またまた 新たな単語が出てきてしまったので。
「だーーー! また意味わかんねー!!」
ルークは、頭を抑えながら唸っていた。本日2回目である。
「はぁ… こういうこと家庭教師に習わなかったの? 記憶障害は7年前からでしょう? アルは…ちょっと前なのよ?」
ティアまでが、アルを引き出してまで、ルークにそう言う。
ジェイドがここの所は多かったのだが、ティアにまでいわれてしまったから、アルがすかさず反応した。
「あのさ………? ここぞとばかりに、オレのこと、使うのやめてくれない? だって、なーんか…とばっちりがくるからさぁ………」
そう、アルも必死にルークの事を宥めていたんだ。
色々と放
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