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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#32 船上の戦い
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やはり気になるのは事実だ。
「……ところで 今のやつが残して言ったフォンディスクだ。何か手がかりになるかもしれない」
ガイは、そう言ってジェイドに手渡す。
この中身に、ジェイドの言う、
確信
(
・・
)
があるかもしれないから。
「判りました。解析してみましょう」
ジェイドは頷きながらそう答えた。
その後、このコーラル城に、敵の姿は完全に無くなった。勿論、居着いていたモンスター達は少なからず健在だったが、六神将の様な者達はいない。……だから無事、監禁されていた整備士を救い出すことに成功した。
全てを終えた一行は、コーラル城を後にして、カイツール軍港へ戻るのだった。
〜カイツール軍港〜
軍港では、助かった整備士とその部下達が、手を取り合い喜びあい、そして、襲撃の実行犯である六神将のアリエッタは捕縛された。
「……無茶をされましたな、イオン様。ルークもだ どれだけ心配したと思っておる」
イオンやルークがカイツール軍港からいなくなってしまった事については、勿論ヴァンも知っていた。当然だろう、待機している様に命じたのに、何処にもいなかったからだ。
ヴァンがイオンとルークに、静かにそう言う。簡単な説教といった感じだ。決して強く言っている訳ではないのだが、そこにはどこか迫力があった。貫禄と言うものだろう。
「すみません…ヴァン…」
「ご…ごめん…
師匠
(
せんせい
)
……」
イオンもルークも、素直に非を認めて頭を下げた。
傍若無人と言う言葉がよく似合うルークも、流石に師匠であるヴァンからの、お叱りを受けたら素直に謝るようだ。
暫くは 厳しい表情を見せていたヴァンだったが、直ぐに表情を元に戻して、ルークの肩に手を乗せた。
「まぁ良い。……無事でよかった。さぁ…帰ろうか」
ヴァンがそう言うと、ルークも安心した様で 直ぐに笑顔に戻っていた。
そして、その後は襲撃等は特になく、連絡船へと乗りバチカルへと向かっていったのだった。
〜連絡船キャツベルト〜
バチカルまでの船旅。
ジェイドはまず、ガイから渡されたフォンディスクを解析していた。解析機に関してはこの船にも備わっていて、調べる事自体は難しくなかったのだが……、問題はそのフォンディスクの
中身
(
・・
)
だった。
全てを確認し、―――ジェイドは 全てを確信した。
「やはり、そうでしたか。ルーク………貴方はいつか、私を
殺したい程
(
・・・・・
)
、憎むかもしれませんね………」
ジェイドは、そう静かに
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