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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?其は魔境にて畏怖されし財宝護る黄金の竜〜Smaug〜
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「え・・・?」
空戦の出来ないアリシアが立つ魔法陣の元へ迫り行く業火弾3発。俺やフェイトがフォローに入るには間に合わない距離だった。しかしそこに「はーい、セーフ♪」キリエがアクセラレイターという高速移動術を使って割り込み、アリシアを脇に抱えて軌道上より離脱した。
「ありがと、キリエ!」
「どういたしまして!」
その様子にホッと安堵しつつ、“エヴェストルム”のカートリッジを8発と連続ロード。
「其は戦場を駆け抜ける戦乙女の将。その美は全てを魅了し、その愛に果てはなく、愛おしむ実りの生誕と成長を見守る・・・」
「ルシル君が詠唱に入った! みんな、サポート!」
「私も付き合いましょう!」
なのはがいち早く気付き、空を飛び回る俺の護衛としてシュテルと共に付いてくれた。スマウグが「儀式か。どのような魔術を見せてくれるのだ?」俺たちへ向けて口を開けた。喉の奥から真っ赤な光が溢れ出し、それが火炎のブレスとなって吐き出されようとしたその時・・・
「『ギガント・・・フリーレンシュラァァァーーーークッ!!!』」
超巨大化した冷気を纏う“グラーフアイゼン”による一撃がスマウグの口に振り下ろされた。さらに「おおおおお!!」ザフィーラが下あごの真下から拳と蹴りの連撃を打ち込んだことで、口はスマウグの意思には反して閉じられた。直後「むごぉぉぉぉ!?」奴の口の中が爆発し、爆炎と黒煙が溢れ出した。
「豊穣に転じて死と戦をも其は司らん・・・」
「アルゴス・ハンドレッドレイ!」
そこにユーリがスマウグの眉間のところまで行き、大きく広げられたその魄翼から100発という砲撃を一斉に発射した。続けて「シャルシュガナ!」アイルの冷気砲撃、「トライデントスマッシャー!」フェイトの雷撃砲、「カンシオン・デ・コンヘラシオン!」フィレスとセレスの冷気砲撃、「ヴォルカニックスカッシャー!」アリサの火炎斬撃と、連続して頭部に撃ち込まれていく。
「金色の光を纏いたるその苛烈にして華麗な威容・・・」
スマウグがグラリと仰向けに倒れ込み始めた。みんなの攻撃というよりかは、スマウグの自爆が奴に大きなダメージを与えたようだ。
「チャンスや! 攻撃を絶やすとアカン!」
――クラウ・ソラス――
「うむ! 攻撃を続けよ! 反撃を許すでないぞ!」
――ヨルムンガンド――
はやてとディアーチェも砲撃を放ち、その指示の下にフェイト達も攻撃を加えていく。俺は「なのは、シュテル。俺は大丈夫だ、行ってくれ」と、そわそわしていた2人に告げる。詠唱も残り僅か。スマウグも完全に仰向けに倒れた。あの状態で攻撃するのは難しいだろう。
「うん! シュテル!」
「ええ! 参りましょう!」
「極光の天幕が靡く時・
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