暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?其は魔境にて畏怖されし財宝護る黄金の竜〜Smaug〜
[8/15]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
にすら一切のダメージを負わなかったスマウグに初めて回避行動を取らせた。
「目が弱点ですね!」
――ジャベリンバッシュ――
「そのようだ! レヴァンティン!」
――シュツルムファルケン――
「セレス!」
「うんっ!」
「「
悪魔の角
(
ディアブロ・クエルノ
)
!!」
ユーリは背後に浮遊する霧のような赤い2つの魔力――魄翼で造った巨大な槍を放ち、シグナムはボーゲンフォルムにした“レヴァンティン”から矢を射た。フィレスとセレスは螺旋状の氷の杭を何百基と展開して、一斉射出。
「ヨツンヘイム人か? 面白い!」
スマウグはブレスで全ての攻撃を焼き払った。俺って馬鹿だな。そうだよな。目には鱗はない。弱点と見て良いだろうに。最下層の魔族・竜種、その王クラスという事実に当てられて、この最大の勝機を見逃していた。
「はっはっは! 神器王よ! 貴様より賢しいのではないか? この幼き少女たちの方が!」
「チッ・・・! みんな、目を狙え!」
「おうおう、掛かって来るがよい、幼き英雄たちよ! 我が名は黄金竜スマウグ! 私の――いや、生物としての弱点を知ったところで私の勝利は確定だろうが、それまでの刹那、私を楽しませてくれ!」
大きな翼を力強く羽ばたかせたスマウグ。あまりの突風に「ぐぅぅ・・・!」吹き飛ばされる。そんな中、『クロノだ! 居住区民の避難誘導が始まった! まだ転移できないのか!?』クロノから念話が来た。体勢を立て直しつつ、クララのスキルではスマウグを強制転移できないことを伝えた。
『なに!? どうす――』
『待て、今それどころじゃ・・・!』
スマウグの吐く業火弾が容赦なくみんなに向かって行く。みんなはちゃんと軌道とその威力を見極めて回避し、スマウグの顔面――両目を射砲撃で狙い撃っていく。俺も「ヴィズル!」みんなに混じって砲撃を奴の目に向かって放ち続ける。
『スマウグから仕掛けられてしまった! もうこの場で討つしかない!』
「危ない王さま!」「王様!」
――クラウ・ソラス――
――ファイネストカノン――
「言われずとも判っておるわ!」
――インフェルノ――
回避先を狙われたディアーチェに直撃しようとした業火弾だったが、はやてとアミタが砲撃を撃ち込み、僅かに速度が落ちたことで余裕の生まれたディアーチェが巨大な魔力球4つを降らせることで、業火弾を迎撃した。
『勝てるのか!?』
『勝つしかないだろ! とにかく結界の維持を最優先に頼む!』
小手先の攻撃ではスマウグは斃せない。弱点となった目に攻撃を加えようとも、スマウグの迎撃能力が高くて全く当たらない。それでもやらなければ、本局が文字通り崩壊することになる。
「アリシア!!」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ