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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?其は魔境にて畏怖されし財宝護る黄金の竜〜Smaug〜
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キルシュブリューテ”の神秘は絶大だ。しかし、完全解放したとしても、いくら第9位だとしても、王の一角であるスマウグの神秘には足りない。

「(それでもデバイスのキルシュブリューテよりかはマシか)そうか。判った。・・・スマウグ・・・」

ここから100mほど離れたここから老紳士姿であるスマウグを確認する。

(クソッ。涼しい顔をしているな。オリジナルのヨルムンガンド、エインヘリヤルではあるがその神秘はケタ違いのフェンリル、フレースヴェルグ、ガルムの4体を相手にしていながら勝つのか・・・!)

さすがに年単位が経過すれば、どれだけダメージを負っていても治せるか。とにかくアミタ達に「これを手首にはめてくれ」“ドラウプニル”や神秘カートリッジを渡す。アミタとキリエとユーリ、それにディアーチェとアイルには“ドラウプニル”を。
シュテルとレヴィとフラムには“ドラウプニル”とカートリッジを10発ずつ渡し、なのは達にも10発ずつ渡す。毎日コツコツと作っておいて良かった。俺は「シャマル。コレを頼む」シャマルに背負っていたリュックサックを預ける。

「これは・・・?」

「カートリッジ組の予備だ。みんな。戦闘中にカートリッジを消費しきったら、シャマルの元で補給してくれ」

みんなにそう伝えておく。いま渡した10発程度では絶対に足りないことは判っている。俺が今まで地道に作ったカートリッジ、その全てがあのリュックに入っている。完全な総力戦だ。

「黄金の腕輪と薬莢、ですか」

「へぇ。どんなゴツイ兵装かと思えば、超豪華なアクセじゃな〜い」

「鏡のように顔が反射して映ってます〜♪」

「コレが貴様の言う対策か?」

「確かに腕輪やカートリッジからは不思議な感じがしますね」

「おお、ゴールデンでありますな〜♪」

「美しいですわ〜」

「なんか手首にはめても変化ないぞ? このカートリッジをロードすればいいのかなぁ〜?」

レヴィは、起動した“バルフィニカス”に装填したカートリッジを、なんとその場でロードしやがった。俺やはやて達も「ちょっ!?」その最悪すぎる行為には絶句した。レヴィは「わわっ! リンカーコアがビリビリするぅ〜!?」と大慌てしつつ魔力を放出させた。

「ようやく姿を見せたな、神器王!!」

スマウグから視線を外していた数秒のうちに、奴は俺たちの背後に立っていた。すでに神秘が膨れ上がっている。多くは無いとは言え人の居るところで変身をする気なのか。魔力炉(システム)の稼働率を引き上げ、魔術師化する。そして・・・

――女神の聖楯(コード・リン)――

「シャマル、クロノ、ユーノ、アルフ! セラティナ! 急いで結か――・・・っ!」

――顕現――

上級の防性術式のリン4枚を同時展開し
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