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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?其は魔境にて畏怖されし財宝護る黄金の竜〜Smaug〜
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†††Sideルシリオン†††
「回収済みの神器6つ、すべて持って来たわ」
「ありがとうございます、フィレス一尉」
はやて達と別れた後、俺はクロノとも合流し、八神邸の自室に向かい、フローリアン家の人数分の“ドラウプニル”(念のために最大具現数を具現化していて良かった)と神秘カートリッジをリュックに詰めた後、機動一課のオフィスへとやって来た。オフィスの奥にある個室に1人で入り、少女2人がソファに座り、神器4つが脚の短いテーブルの上に置かれている様を確認。
「お久しぶりです、神器王」
「なかなかお会いに来てくださらなかったので、少し寂しかったです」
「ああ、すまないな、ブリギッド、スフィ。前にも言ったが俺は今、神器王だということを隠して生きているんだ」
人化できる神器、“ブリギッド・スミス”と“スフィー・ダンテ”。大戦時は人化できない物だったが、その頃からすでに自我があったことから俺や他の“アンスール”のことを慕ってくれている。だから今の俺の状況も伝えてある。“界律の守護神テスタメント”のこと、“堕天使エグリゴリ”を救い終わればアースガルドへ還れることなどを。
「そうでしたね。それで、今回はどういったご用でしょうか?」
「どんなことでもお申し付けください。この力の限り、ご協力します」
そう言ってくれる2人に「ありがとう。実はな――」スマウグが今、ここ本局に居ることを伝えた。
「魔界最下層の黄金竜・・・!」
「スマウグ竜様が・・・居るのですか!?」
神属側の“ブリギッド”や魔族側の“スフィー”が驚愕する。どの派閥でも関係なく恐れられる竜族、その中でも特に畏怖の対象である王クラスの一角、黄金竜スマウグ。俺は、リンドヴルムはスマウグが作った組織であり、今まさに2人やテーブルの上に乗った神器が狙われているのだと伝える。
「そうですか」
「私たちに出来ることがあるからこそ、こうして呼んでいただけのですよね」
「察しが良くて助かる。お前たちの魔力が欲しい」
ドーピングの為の神秘と魔力が欲しい。創世結界が使えない以上、スズメの涙程度の竜殺しの術式や神器も使えず、最悪の手段である“ジュエルシード”も使えない。ユーリの絶大な魔力に神秘が加われば、確かに最高の援軍と言えるが・・・、それでも足らない。
「「判りました。どうぞお使いくださいませ♪」」
快諾してくれた2人が光に包まれ、“ブリギッド”は黄金の輪に、“スフィー”は一振りの片刃剣という元の姿に戻った。俺は「ありがとう。コード・イドゥン」最大限の感謝を込め、魔力吸収の術式イドゥンで神器6つから限界まで魔力を吸収する。吸収した魔力を結晶化させ、私服のポケットに忍ばせる。
(スフィー・ダンテの能力に呑み込まれるのは
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