転生天使にラブソングを
リアスの私物整理&処理×サーゼクスの宝物である記録映像集
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ったけどさ、どう見てもリアスの我が儘は二人の影響だろうよ」
補足説明してくれるが、正直言って我が儘な所はケルディムとサーゼクスに似過ぎだろう。使用人ら一斉に苦笑しているし、アルスとマルスも『やれやれ』との事だった。
『・・・・ウチの男性陣はどうしてこうなのかしら?一誠さんが復活次第、貴方とサーゼクスを説教してもらいたいわ』
『そ、それは困るヴェネラナ!頼むから、一誠君には聞かせたくはない』
とここで映像が止まるが、何故あの時俺はまだ復活してなかったのだろうか。チビリアスを見たとしても、俺としては溺愛する程でもない。俺はこの時点で復活が早ければ説教していたと言うと、サーゼクスは苦笑いでそれは勘弁と言っていた。アルバムから新たな記録プレートを取り出して、魔法陣で転移させてからスクリーンの映像が切り替わる。
「次はソーナと遊んでいる時に撮ったものだ」
「ほうソーナとね、昔の事に関しては何も知らんからな」
婚約者であるが、生憎昔の事に関して話してくれないし見せてくれない。ソーナ曰く姉妹だけの秘密にしておきたいと言ってたが、スクリーンに映し出されたのはチビリアスとチビソーナだった。
『やー!このくまのステラはリーアがおにーたまにもらったものなのー!』
『リーアちゃんのけちんぼ!ちょっとぐらい貸してくれてもいいのにー!』
熊のぬいぐるみを取り合っていたが、ここで予想通りの惨事が巻き起こった。ビリッと引き裂かれた音と共に、熊のぬいぐるみの耳が取れてしまった。壮絶な取り合い合戦で犠牲が出たらしいけど、アレはちょっとした事で修復可能だな。その状況を呆然と見つめていたチビリアスとチビソーナ。
『あー・・・・ステラのお耳が取れちゃった・・・・』
『ぐすっ・・・・おにーたまがくれたステラの耳が取れちゃったぁぁぁぁっ!』
『うわーん!ゴメンね、リーアちゃぁぁぁぁんっ!』
『『うえぇぇぇぇぇぇええんっ!!』』
一拍空けたチビリアスが泣き叫ぶ事で、それを見たチビソーナも泣きながら謝り出すが二人同時に泣いてそれぞれの身内に抱きかかえていた。その二人と言うのが、サーゼクスとセラフォルーである。
『ハハハ、泣いちゃダメだぞ、リーア。あとでメイドさんに頼んでお耳を付けてもらおう』
『あらあら、ソーたんも泣いちゃダメなのよ?ちゃんとゴメンね出来たのだから、仲良くしなきゃ☆』
二人は妹を抱きかかえながら泣き止もうとしていたが、サーゼクスとセラフォルーは笑っていた。
『お互い、妹には甘いようだ』
『ええ、これでも躾は十分だと思うのだけれど』
『それを言うならウチのリーアも躾には厳しいぞ?』
『いえいえ、ウチの方が・・・・』
映像の中で静かに言い合いが始まる二人の現魔
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