転生天使にラブソングを
リアスの私物整理&処理×サーゼクスの宝物である記録映像集
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『おにーたま、リーアにご本を読んでくれるって約束してくれたのに・・・・いっちゃうの?』
『ゴメンね、リーア。急なお仕事が入ってしまったんだ。これから魔王領に戻らなくちゃいけないんだよ』
『じゃあ、リーアもついてく!』
『困ったな』
少し困った感じのサーゼクスにチビリアスが抱き着いて、困った表情しながら微笑んでいるサーゼクス。それをヴェネラナがチビリアスを引き離そうとしていた。
『リアス、お兄様を困らせてはなりませんよ。サーゼクスは冥界の重要なお役目を担う者なのです』
『やー!おにーたまはリーアのおにーたまだもの!』
『ハハハ、リーアは甘えん坊だなぁ』
嫌々しくしてチビリアスはサーゼクスにしがみ付いていたが、その風景が眼前に展開した事で明らかに以前聞いた内容と真逆じゃん。上流階級の会話ではなく、兄大好きっ子が大暴れしている様子を見たヴェネラナは的確に告げた。
『サーゼクス、鼻血が出ていますよ。・・・・全く、貴方ときたらリアスを甘やかしてばかり・・・・一誠さんが復活した時にはぜひ説教をしてもらいたいわ』
『そ、それだけはご勘弁を、母上。いずれ復活するかもしれませんが、その頃にはリアスも私もマシになっていると思います』
映像を見ている俺だったが、この時を知らないサーゼクスとヴェネラナなので俺は改めてこれを見終わる頃になると説教でもしようかな。
「この頃のリーアたんもきゃわいいなぁ」
「サーゼクス・・・・もしその時期に復活してたら確実に俺はお前を説教していたぞ」
「いやはや申し訳ない、小さな頃のリアスは私の後ろを常に付いて回って来てね。おにーたま、おにーたまと何時だってどこだって甘えて来てくれたんだ。一緒に寝んねもしたし、風呂だって入ったのだが、小さい頃のリーアたんが一番良かった時期だったのかもしれない。この頃に戻せないのが残念であるが、映像に残っているだけマシだと思いたいね」
「今のリアスだって、お前目線では素敵なレディに育ったからそれでいいんじゃんか。それにしてもこの頃から兄バカだったとは、今のお前を映像に残したら末代まで恥だな」
『母上、リーアたんを連れて行っても・・・・』
『ダメです。何を言ってるのですか・・・・貴方からも一つお願いします。魔王となった息子がこれでは冥界の皆様に何てお応えして良いのやら・・・・』
ヴェネラナ目線がカメラ目線となっていたが、この風景を撮影していたとはな。そんで俺の耳に聞き慣れた声をしたケルディムだったが、明らかに様子が違う声音をしていたな。
『・・・・リーアたん。我が儘な顔もまた、いい!』
「ああ、この時父上は鼻血をお出しになられながらリアスの姿に号泣していてね」
「興奮している様子を捉えたケルディムだ
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