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ゴブリンになった・・・・・死ねってこと?
九日目〜十三日目
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後に洞窟に戻るのであった。これは俺達が食うのではなく、洞窟にいる同期のゴブリン達に食わせるためだ。後から聞いた話だが、昨日の襲撃犯の理由は飯事情によるらしい。俺達や例の実行犯は、今では飯を食うのには困っていないが、力も知恵もないゴブリン達は今までろくに飯を食えていなかったらしいのだ。

襲撃犯もそんな連中を助けようとして、狩りで大成功を収めているゴブ郎を襲撃して屈服させて狩りに行かせようとしたらしいのだ。あまりに単純な思い付きに呆れるしかないが、ゴブ郎は、また襲撃に来られても面倒らしいので、最初で最後の慈悲を同族のゴブリン達に与える事にしたらしい。そしたら同期のゴブリン達はすごく感激して、泣いてありがとうとゴブ郎にお礼を言うのだった。ゴブ郎は、お礼はいいから早く獲物を取って返せと言うのだった。

そこからゴブ郎は、同期ゴブリン達にホーンラビットを仕留めるコツを教えるのだった。そこは俺も協力して教えた。なお、同期のゴブリン達は、たらふく肉を食えてすごく泣きながらムシャムシャと食っていた。どうやら今まで満足に食えなかったから余計に美味く感じたんだろうなと俺は思った。

なお、ゴブ郎を襲った例の実行犯はとっくにゴブ郎の下僕となっていた。ゴブ郎に言われたノルマをホーンラビット五匹をクリアして戻ってきた。今日は俺達はたらふく飯を食ったので、ゴブ郎は慈悲で食わせたゴブリン達に与えるように指示した。

なお、俺は草を沢山に引き詰めて、そこに今まで仕留めた獲物から剥いだ布皮を引いた簡易ベットで就寝するのだった。

[レベルが規定値を突破しました。『ホブゴブリン・通常種』に『存在進化』が可能です。『存在進化』しますか?『YES』『NO』]

脳内でそんなアナウンスが流れたが、睡魔のほうが強いので俺は何の迷うもなく『YES』を選択した。


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