日常風景のパフォーマンス
第33話
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が痛いわ〜」
「まあ、あれはあれで師匠寄りの考えッスもんね。大多数の下を底上げしようと考えるのは」
「底上げされた本人が一番よくわかるだろ?」
「どうよ、若手上級悪魔で一番強いとされるサイラオーグ・バアルのパンチを受けて?」
「意外と効かなかったッス。ウチ、強くなってたんッスね」
そりゃあ戦闘班にあれだけ追い回されてボコられてれば素の能力も上がるし、何よりその改造レオタードを作ったのは三日前。つまりはミッテが今使える全ての術式を好きに刻み込んで作った一品だからな。なんだかんだで、上級の中位までは完全に覚えきってるからな。
「素質はまあ、悪くはなかったからな。あとは、努力の結果だ。これからも精進しろ」
「ウッス、頑張るッス」
「それじゃあ、褒美ってわけじゃないが明日と明後日は完全休養だ。存分に羽を伸ばせ」
「よっしゃああ〜〜、久々の完全休養ッス!!しかも二日も!!何をしようっかな〜?」
スキップしながら研究室から出て行くミッテを生暖かい目で見送り、白衣を脱いでソファーをベッド代わりに寝転び、白衣を毛布代わりにかける。久遠はそんなオレの上に猫の姿で飛び乗って丸くなる。
「久遠、寝苦しいから降りろ。もしくはもう少し上に移動しろ」
降りる気はないらしく、白衣に潜り込んで胸元から顔を出して眠り始める。まあこれぐらいなら構わんだろう。さて、半日ぐらい寝るか。
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