日常風景のパフォーマンス
第33話
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。
「もういい!!飽きた!!」
手に持っていた武器を投げつけて、ぐちゃぐちゃになったさっきまでの肉体を釜に突っ込んで再錬成して元に戻る。ただ、材料が足りなかったのか体が縮んだ。ミッテルトと同じぐらいに。服もそれに合わせて再錬成して着替えてから釜をよじ登る。
「見下ろさないだけでなんか新鮮だな」
「そう簡単にころころ体を代えて大丈夫なんッスか?」
「オレ自身もモルモットなんだよ。それにしてもキラーマジンガは失敗だったな。というか、オレの持ち味を殺すほどのメリットがない。倉庫行きだな」
「結構貴重な金属を大量に使ってそれッスか。ま〜た徹夜で作成する必要があるッスねー」
「プロフェッサー、ミッテー、おやつできたよ」
「「うぇ〜い」」
テーブルと椅子を取り出してブレイクタイム。お茶請けは錬金釜で作った普通のアップルパイだ。無論、周辺には結界を張って守りは完璧だがな。なんだかんだでN/Aは全員に耐えられるか逃げられるかしたからな。オレの投擲が下手なせいで。まあ、既に勝敗は決しているがな。
「な、なんだ、体が痺れて、眩暈に吐き気まで!?」
「毒だよ。気づいてないだけでこの部屋には毒ガスが充満してたんだよ。ちなみにオレ達は毒を無効化する術式を刻み込んだ衣装をまとっているのでな。伊達でこんな服装で戦ってないんだよ。まあ、白衣はオレの戦闘服だがな。久遠のいかにもなフードはともかく、ミッテの改造レオタードはどうかと思うけどな」
「これを錬金術士の正式衣装にしたら面白そうっしょ?」
「えっ、男にその格好をさせるとかミッテってそっちの住人?うわぁ〜、引くわぁ〜」
「誰が野郎にこんな服を着せるか!!女の子限定に決まってるッス!!」
「つまり百合の住人か。レイナーレをお姉さまとか呼んでたっけ。アーシアに近づかないように注意しとかないとな」
「白音も近づかないように言っとかなきゃ」
「ちょっ!?誤解ッスよ、誤解!!」
そんなグダグダな会話を5分ほど続けたところでサイラオーグ・バアル達全員がリタイアする。やれやれ、やっと寝れるな。ゲーム会場から転送され、さらに転移魔術で研究室まで戻る。
「それで、サイラオーグ・バアル達の誰を下部に入れるんすか?」
「全員。実力はあるからな。後は、今回みたいな搦め手の対処法を叩き込めば使えるだろう。まあ、誰も入らなかったら入らなかったで構わないんだけどな。利益分配として下部組織を作ったんだから。それを向こうから蹴るならそれまでの話だ」
「そんなものでいいの?」
「いいのいいの。悪魔より堕天使の方がオレ寄りの考えの奴が多いから扱いやすいし、天使も術式を刻み込むのが得意なのが多いから搦め手に強いし。本当にソーナ・シトリーが拒否したの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ