暁 〜小説投稿サイト〜
いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
日常風景のパフォーマンス
第33話
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たような罠があると思い身構えるが、予想外の行動に出られた。

「出でよ、龍牙兵!!」

釜を蹴り飛ばして中身の液体が周囲に散らばり、液体から骨でできた兵士が少なくとも300は現れる。

「ありゃ?数が少ないような?おかしいな〜、レシピ通りにやったはずなんだけど、素材の質?仕方ない、私も出張るか」

そう言いながら背中に背負った風呂敷からいくつかの試験管やフラスコを投擲してくる。割れると爆発したり、ガスが発生するので割らないように何人かでキャッチする。むっ、どこに行った?

「はい、隙あり」

いつの間にか骨の兵士に紛れて仕込み箒ですれ違いざまに切りつけて広間から逃げ出していく。追おうにも、追撃の際の罠や置いてあるファイルの回収を考えれば迂闊に追うことができない。骨の兵士を殲滅する頃には無傷の者は一人もいなかった。

「くっ、まんまと手のひらで踊らされている!!」

「まともにこちらと戦うつもりはないのでしょう」

初めてだ。ここまで正面から戦おうとしない相手と戦うのは。相手は3人と言っていた。残りの一人は一体どんな手で襲ってくるんだ。最低限の治療を終えて、さらに遺跡を探索していく。通路にも罠が仕掛けられており、リタイアまでは行かないまでも消耗はしていく。そして最後の一人を見つけた。露出の高いレオタードなのかドレスなのかわかりにくい服を着た金髪の女がオレ達が来た方とは逆の入り口の方を見ながら釜を掻き混ぜている。

「ぐ〜るぐ〜るぐるぐるぐる〜のぐ〜るぐるっと。よし、会心の出来ッス!!」

ちょうど何かが完成したようだ。リタイアはさせられないが奇襲で倒しておくべきだ。

「超最高品質のたるの完成ッス!!」

金髪の女ではなく釜から取り出した樽に向かって全員が遠距離攻撃を放ったのも無理はない。

「た、たるーー!?お前ら、たるになんの恨みがあるんっすか!?」

「残りの二人にろくな目にあわされてないからだ!!」

「結局は師匠が原因ッスか!?もう、行け、生きているナワ、箒、ノコギリ、クワ、台車、つるはし、スコップ、戦う魔剣!!たるの仇を討つッスよ!!」

腰につけているポーチから様々な物が飛び交い、襲いかかってくる。どれもが意外と攻撃力があり、油断できない。その上、また新たに釜を掻き混ぜ始めている。オレはダメージを無視して釜に突撃する。だが、あと一歩というところで間に合わず、何かを取り出す。

「3時のおやつにロシアンルーレットパイ」

パイを蹴り飛ばしたオレは悪くないと思う。

「パ、パイーー!?3時のおやつに恨みでもあるんっすか!?」

「レーティングゲーム中におやつを作ってる方が悪い!!」

「何処がッスか!!どうみても武器っしょ!!」

「3時のおやつと言いつつ武器
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