アインクラッド編
第四話突然の戦力
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「お前らが早すぎんだよ…と、言いたいところだが……」
「「?」」
サイガはストレージから小瓶を数個取り出すと蓋を開け、全身に被った。
「…お前ついにおかしくなったか…」
「やめいっ!」
「なんか甘い匂いが…これって…」
「そう、ハチミツだ」
すると一瞬でサイガの周りに、10匹あまりのウインドワスプが寄ってきた。
「うおりゃーー!!」
サイガは全方位水平切りの技《サイクロン》であっという間に薙ぎ倒した。倒すとすぐにまた寄ってくる。これの繰り返しで
見事に39匹倒し細剣使いと片手剣士を唖然とさせたのだが、1匹だけプレイヤーに目もくれずボスに飛んでいくウインドワスプがいた。
(なんだあれ?)
その個体はボスに針を刺した。次の瞬間、
「ブモオオオオオオオオオオオ!!!!」
と、エネルギーマックスになった牛が前衛を薙ぎ倒しこちらに突進し始めた。
「こりゃヤバイな…」
「お〜いキリト〜アスナ〜行くぞ〜」
「もっとシャキっとしてよ」
「 モオオオオオオオオオオオオ!!!!」
「オルランドさん、流石にあれはヤバイっすよ」
「ここは一旦引きましょう」
「ならん!持ち堪えろ、……今こそ力を見せる時ぞ!」
(かっけーーー)
「我らッ」
「「「レジェンドブレイブス也!!!」」」
「ブモッ!?」
「「「スイッチ!!」」」
ちょうど人数が合っててキレーに入り、牛のヒザ関節にソードスキルを叩き込んだ。
「かたじけない!」
「いやー凄いっすね、オルランドさん」
「今のスイッチこそ素晴らしかったぞ」
「……キリト!褒められた!」
「…わかったわかった…それより」
「…弱点のコブって……あれよね……届くわけないじゃない!」
牛の額についているのだが、高さは10メートル位。とても届くものではない。
「キリト、投擲スキルは?」
「ありゃー趣味スキルだからな……待てよ……いけるか?……やってみよう……」
ブツブツ言っているキリトを見て、サイガは何かを感じ取った。
「おいアスナ、こっち来い」
「え?なに、キャッ!」
なにも知らず来たアスナをサイガはつまみ上げ、両手剣に乗っけた。
「さあさあ、行くぞ打ち上げ花火」
「…ねえ、まさかとは思うけど…」
「俺がぶん投げる(ニッコリ)」
「嘘でしょ!?無理無理!」
「キリトにLA取られちゃうぞ」
「…………それは………………」
なにやらキリトが助走をつけているので、すぐさまサイガは発車した。
「行ってこおおおおおい!!!」
「えっ!まだ心の準備が、キャアアア
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ