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幻奏破戒浪
半妖が見るは剣舞か争か
始まりの世界
得たもの
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は聞いている。私のチームに入らないか?」

白「お断りします」

教室がざわめく。
それもそうだろう学院最強の精霊使いと呼ばれている生徒(尤も白も学院最強と呼ばれているが)からの誘いを蹴ったのだ。普通の学生なら断る理由がない

ヴァルサリア「もう一度だけ聞くぞ。私のチームに入らないか?」

白「お断りします」

ヴァルサリア「わからないのか?私はお前に訊いているのではないお前に命令しているのだ。そこにお前の意思は必要ない」

なんで自己中な。それでもそれが許される強さを持っているのだろう

白「先輩こそわからないのですか?私は断っているのではありません。拒絶しているのですよ?生憎ですが先輩には私を従えるだけの力はありません。抑自分より弱い主人に使える気など毛頭ありません」

両者の間に剣呑な空気が流れる
後ろでアマネさんが青い顔をしてますね。具合が悪いのでしょうか?後で保健室に連れて行きましょう
その時

エリス「姉上!一体何をしているのですか!?それに白も!」

一人の少女が場の空気を霧散させた

ヴァルサリア「帰れエリス。貴様の出る場ではない」

白「エリス・・・一体他クラスで何をしているのですか?ですがまあ丁度いいです。この方が自分のチームに入れと五月蝿いのですよ。一言いってやってください」

エリス「・・・姉上、白もこう言っています。手を引いては頂けないでしょうか」

ヴァルサリア「五月蝿い。貴様が出張る所ではないと言っている。いくら妹でもこれ以上口出しをするならば容赦はせんぞ」

その瞬間自分の中で何かがはじけた

白「ふざけるな・・・」

ヴァルサリア「なんだと?」

白「ふざけるなと言っているのだ!!」

白が今まで誰も聞いたことが無いほどの大声で叫んだ

白「何が妹でも容赦はしないだ!貴様は家族をなんだと思っている!」

ヴァルサリア「家族だろうと弱い者に興味はない」

白「エリスが貴様をどれだけ慕っていたか知っているのか!そして変わってしまった貴様をどれだけ心配していたか!!」

ヴァルサリア「情は人を弱くする。情を捨てて私は更なる力を手に入れた。今の私にはレン・アッシュベルすらも敵ではない。ましてや貴様など相手にならん」

白「馬鹿馬鹿しいな。貴様は本当にそれで強くなったと思っているのか?結論から言おう。貴様はレン・アッシュベルに負けた時より弱くなっている」

ヴァルサリア「そんなわけが無かろう!!私があの頃よりも弱いだと!?適当なことを抜かすな!私は強くなった!誰よりもだ!この力が弱いとは言わせないぞ!」

白「ハッ!そう思いたければ思っていればいい。貴様は思い知ることになるだろうさ。貴様が必要ないと切り捨てたものがどれだけの力
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