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どうやら俺は主人公を殺したらしい
八話、エクスカリバーァァァァァァァ!!!!A
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がこちらを見ていた。気づかれた。

(いや、何でこっち見てんの?)

 かなり距離を取ったはずなのに。
 いや、分身がこっち見てたし、そりゃオーフィスもこっち見ますよね。あーマジあの分身腹パンしたい。何安らかに寝てんじゃい。と愚痴をこぼすと、ゾッと寒気が襲ってくる。

 ―――何で……笑っているんだ……?

 デクタはオーフィスを見ながら疑問に思った。
 奴はこちらを見ながら笑っている。魔王をも滅ぼす一撃を、ただ呆然と笑って一蹴しているのだ。
 もしかして、俺の一撃程度は大したことない。だからあんな風に笑っているのか? 狂気を感じさせるそのオーフィスのそれは、デクタを凍らせる。

『放てッ!! 奴は気づいたッ!! 早く極太ビームを放てェェェ!! 』

 アホ毛は叫ぶ。それで正気に戻る。
 分かっている。そもそも倒せる相手ではない。勝とうなんて思っていない。今からする事は、オーフィスをこの場から引き離すこと。
 ふぅぅぅ、と空気と溜まっていたストレスを吐き出す。
 そして放った。

「エクスッカリバァァァァァァァッ!!」

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