暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第63話 wolf
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「おいおい、やべぇぞこの兄ちゃん!」

「だが後ろがガラ空きだぎゃぁぁぁあああっっ!?」

 そんなお兄様の後ろには

「サーゼクス様、いきなり飛び出されては使用人の私としては困ります」

「おや、グレイフィア」

 いつの間にかグレイフィアがお兄さまと背中合わせに!? 一体いつの間に!?

「何っ!? メイド!?」

「メイドさんだと!?」

「しかもあれ、どう見てもコスプレなんかじゃねぇぞ!?」

「じゃああの兄ちゃん、どこぞのボンボンかよ!?」

「あんな美人メイド連れた金持ちイケメンクソリア充がなんでこの場に来てんだよ!? くっそォッ! 囲んで潰しちまえ!!」

 その言葉に同調した、この場にいた内のおよそ半数の彼らはお兄様とグレイフィアを囲んでしまった! た、助けに行くべきかしら!? でも……

「ふふ、グレイフィア、昔を思い出さないかい?」

「はて、あの頃は私もあちら側にいたように記憶していますが?」

「そう言えばそうだったね。出会った時のこと、覚えているかい?」

「忘れるわけがないでしょう。死闘の末に対峙した私の腕を掴んで強引に抱きしめてきたのですから」

「いやぁ、あの時のグレイフィアは顔を真っ赤にして可愛かったなぁ」

 お、お兄様……あれだけの嫉妬の嵐の中で惚気けだしたわ。……助けに入る必要ないわね、うん。

 そしてそんなお兄様たちの姿を見せつけられた彼らは

『『『やっちまえぇっ!!!』』』

『『『うぉぉぉおおおっっっ!!!!』』』

 あぁ、なんかお弁当争奪戦とは別の乱闘が始まってしまったわ。さらに

「イリナ! この際だ!」

「えぇ! 私達も自分の夕飯は自分たちで確保しましょ! さあっ! 道を開けなさい! アーメン!!」

 イリナとゼノヴィアまで!? それに祐斗までもいつの間にか乱闘の中に!?

「うふふ、それでどうしますか、リアス? 私達も行きます?」

「流石にあの中に行くのは……それに私達まで行ってしまったらアーシアだけ取り残されることに……ってあら? アーシアは?」

「あらあら、アーシアちゃんならあそこですわよ?」

「え?」

 その言葉に朱乃の指す方向を見やれば……乱闘場を大きく迂回してコソコソとお弁当に近寄ろうとするレイナーレとアーシアが! 祐斗といいあの娘達といい本当にいつの間に!? でもあそこまで近付けばコソコソしてようと流石に……

「おい! コソコソと近付いてる奴らがいるぞ!」

「何ぃ!? 戦わずして奪取しようとするとは、この卑怯者め!」

「ひぅぅっ!? 夕麻さん! やっぱり気付かれちゃいましたぁ!」

「ひぃっ!? お、お願いします! 見逃してください
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