第2章:埋もれし過去の産物
第34話「イレギュラー」
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とトーマも降りてきた。
「葵さんから念話で割込まないように言われてたので待機していました。」
「葵..いつの間に...。まぁ、助かったけど。」
確かにあの戦いは割りこまれたくなかった。
葵もそれが分かってたから念話で伝えておいたのだろう。
「...まぁ、もう終わったわ。捜索に戻りましょ。」
そう言って再び葵とユニゾンし、飛び立とうとした。
その時...。
『すまない、連絡が遅れた。せっかくの連絡の所悪いが、そっちで対処してくれ。アースラに送るのが最善だが、できれば協力してくれると助かる。』
「『了解よ。まぁ、本人に聞いてみるわ。』」
どうやらクロノ自身が対処する事が出来ないので各自判断になっているらしい。
...まぁ、クロノも捜索に参加してるのだし、仕方ないわね。
「...と言う訳よ。トーマ、リリィ、あなた達はどうするのかしら?」
「どうするって言われても....。」
『どうしようか、トーマ?』
二人は少し悩む。
「....同行します。これでも、俺たちは皆さんに鍛えられたんですから。」
『頑張ろうね、トーマ!』
少し考えてから、二人は同行する事を決める。
「...そう言う事なら、しっかりついてきなさいよ。」
そう言って、今度こそ私達は飛び立つ。
「今、私達はU-Dと呼ばれる存在を止めようとしてるわ。そして、今は数名の組に分かれて捜索中なの。」
「は、はぁ....。」
同行するからには今している事を説明しなくちゃね。
そういう訳なので、簡潔ながらも伝えておく。
「そして、見つけたら見つからないように他の全員に通達。大体の主力が集まったら攻撃開始よ。」
『役割は大きく分けて四つ。拘束魔法を使ってとにかく動きを阻害する足止め役。援護攻撃による同じく動きを阻害する援護役。U-Dの圧倒的防御を貫ける火力で怯ませる攻撃役。特殊なプログラムでU-Dを弱体化させるために確実に攻撃を入れるべき人達の四つだよ。』
「...あなた達はとりあえず援護に入ってもらうわね。」
「わ、分かりました!」
二人がどれほどの火力を持ってるか分からないため、一応援護組に振り分けておく。
「じゃあ、行くわよ。」
一通り説明はしたので、私達は捜索に戻った。
=優輝side=
「....っと。」
「ぁ..ぐ....。」
赤毛の三つ編みの少女...確かヴィータだったな。その闇の欠片を倒す。
「...案外見つからないね。」
「闇の欠片が湧いているからか、魔力が充満して探知もできないからかもな。」
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