最悪の始まり
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間、大量のリトルペネントが来るからな」
「あ!」
「どうしたんだよ?」
「これで簡単にレベリング出来るじゃん」
「レイって時々馬鹿だよな」
「おい」
レベリングが簡単に出来るということは、災厄の剣を装備出来るまでの時間が短くなるということだ。つまり、第1層での俺の目標レベルは、20を目指して2層目で50を目指せば
「・・・1層で20を目指せば」
「レイ?1層で20って安全マージン取りすぎだろ」
「まあいいだろ、じゃあキリト!どっちが多く殺るか勝負な!」
と俺は言って、リトルペネントを探しに行ったが元βテスターのキリトがいない。つまり、リトルペネントがどんなのかわからないので詰んだ可能性がある。
「って言っても、リトルペネントがどんなのか知らなかった。聞けばよかった」
と項垂れていたら後ろで物音が聞こえた。
「誰だ!」
「・・・ごめん、道に迷った」
「はあ?道に迷ったってそんなに奥にいないぞ?」
「・・・え?」
「それに、お前」
「・・・?」
「・・・妹に似てるな。いや、でもそんな筈はないか」
「・・・君の妹・・・?」
「まあいいや、俺はレイ。お前は?」
「・・・ミズガルズ」
「男っぽい名前だな、まあいいや、危ないから下がってろよ!」
と言った瞬間、リトルペネントっぽいのが出てきた。
「・・・こいつ、リトルペネント、実を壊さないようにね」
「何言ってんだ。実を壊すに決まってだろ?」
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「・・・凄い!」
とレイとさっき知り合ったばかりのミズガルズは口に零していた。
何故なら、リトルペネントの実を壊してレベリングなんて出来ないと思っていたが、目の前にゲームの世界なのに妙に殺気が流しながらリトルペネントを倒していくレイを見て感情をあまり動かさないミズガルズでも興奮していた。
「・・・はあ・・はあ・・・はあ」
と当の本人はざっと300体を倒して寝転がっていた
「・・・まだいたのか、お前もリトルペネントの胚珠目当てか?」
「・・・うん」
「じゃあ、これを送ろ。300体近く倒してこっちは精神的に疲れた。それに、10個手に入ったからな」
「・・・ありがとう」
「ふぅ、終わったから口調をそろそろ直すか」
「・・・口調?」
「ああ、今まで話してる口調違くなかったか?」
「・・・うん、固かった」
「・・・やっぱりな、無意識域で変わってんのか?いや、違うな。意識的に変わってんだ」
「・・・じゃあ、私もそろそろ帰るね・・・?本当にありがと・・・ね?」
「どういたしまして。さてさてさーて、レベルも上がったしどんなスキルをつけようかね」
とレイは、言いながらスキルを付けた。
付けたスキルは、戦闘時回復、索敵、限界
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