最悪の始まり
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ト」
「ん?ああ、別に気にすんな」
「レイの言う通り」
「じゃあ、クライン達はキリトにでも戦い方を教わればいい」
「レイはどうすんだ?」
「俺は、なんかメールが届いたからちょっと確認するだけだ」
「メール?」
「ああ、じゃあ、また後でな!」
俺はキリト達と別れてホルンカに入った。メニューを開いてメールを確認した結果茅場からのメールだった。
『レイ君、君のSOOの装備を拝見した結果これを使っていたからこれを送ろう』
何を送ってくんだよ、茅場は
『装備名 災厄の剣』
っ!?なんで災厄の剣があんだよ!?
「なんで!この剣があるんだよ!」
災厄の剣とはほとんどゲームバランスを崩すぐらいのぶっ壊れ武器だ。茅場の奴これでクリアしろってか?それに筋力要求値が高いからまだ装備できないし・・・
「ちょっとっ!」
「アスナ!?」
「どうしたの?いきなり」
「いや・・・ちょっと・・・な?」
「疑問系で言われても、メールがなんとかって言ってたよね?なんのメールだったの?」
「いや、うん、なんだろ、武器だった」
「武器?」
「ああ、茅場から武器が届いた。最強の武器」
「え?」
「だから、SOOで使ってた武器だよ、名前は災厄の剣」
「なんでその武器が最強なの?」
「えっと、筋力要求値が異常に高いしこれを装備すると不運と幸運が上がってSTRとAGIが1,5倍。俺にとってこれは愛剣だった」
「へぇ〜あ、キリトくんから伝言」
「キリトから?」
「うん、『俺もそろそろ向かうから宿で会って明日に予定を話そう』だって」
「了解、ありがとな。じゃあ、宿でも取るか」
「うん、でもなんで君はここまで私達を強くするの?」
「・・・1日で213人死んだ。その中にβテスターもいた筈だ。βテスターは1000人。その中の何人かが死んだら攻略が出来ないと思うだろう?」
「うん」
「そしたら、このゲームはクリア出来ないしリアルでの俺たちの身体がどうなってるのかもわからない。それに長期間、リアルではご飯を食べてないからいつまで生きてられるからわからない。つまり、ビギナーを強くするしかないんだ」
「そう・・・だね」
「だから、アスナ」
「なに?」
「俺とコンビ組まないか?俺ならアスナを守ってレベリング出来るしアスナもレベリング出来る」
「ユウナはどうするの?」
「ユウナは、今頃キリトにコンビを組む話でもしてると思うぜ」
「よくわかるね」
「だって、SOOでは2年コンビ組んでたんだぜ。それぐらいわかるさ。それに、ここも他のプレイヤーがいずれかは来る。だから、迷宮区に近いトールバーナに行って迷宮区を攻略しながらレベリングするのが一番いい」
「そうした方がいいかもね、でも死んだらどうするの?」
「死ぬ?何言ってんだ。俺が死なせない。絶対に」
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