クロスエンカウント
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る間に、フェイトが同じ部隊の仲間二人を抱えて北へ飛翔する。それを見届けたアーネストとカイも撤退し、サイボーグは追撃せずにその場で高笑いしていた。
「脆い! 脆いよなぁ!! ふゥアハッハッはははッハッ!!!」
この日、管理局空戦魔導師部隊の撤退、及び前線部隊の壊滅がミーミル首都ノアトゥンで報じられた。それは一時的とはいえ、管理局が敗北したことを意味していた。
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新暦67年9月17日、17時25分
ウルズ首都ブレイダブリクのホーム。
任務を終えて報酬を得たマキナ達は、とりあえず帰ってから今回の報告をし合った。クレイゴーレムの待ち伏せ、そこから察せられるヴァランシアの暗躍。回収した局員の今後の扱い。フェイト・テスタロッサとの遭遇、及び戦闘。そして……、
「改めて紹介するよ、彼女がビーティー。見ての通りサイボーグだ」
マキナの紹介になのは、ジャンゴ、おてんこは唖然として言葉が出なかった。サイボーグが現実にいたとか、フェイトを含む魔導師部隊に圧勝とか、言いたい事や聞きたい事があり過ぎてどれから尋ねたらいいのか混乱していた。そんな彼らの様子を面白く思って、ビーティーはニヤリと笑う。
「ククク……こんな身体なのも色々事情があるのさ。……こうしないと生きられなかった、とかな」
「それでさ……驚くなってのも無理だろうけど、実はこいつもここに住む事になったんだ。普通の人間しかいない本隊じゃ堅苦しいって言ってさ……」
「つぅわけだ、世話んなるぜ?」
アギトの衝撃発言に気楽そうに乗るビーティー。あまりに考える事が溜まり過ぎ、挙句に彼らは……はじけた。
「「「えぇぇええええええええええ!!!!!??????」」」
この瞬間、サイボーグ・ビーティーが正式に仲間に加わった。
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