暁 〜小説投稿サイト〜
SAO〜赤色の誓い〜
1部 SAO世界
一章 降り立った少年
1.始まりの街
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
!!」

俺の声を聞き、見覚えのある後ろ姿が此方を振り向いた。

メラニン色素が他の人より少ないせいか、黒の髪の所々に白が混じる髪。

普段なら優しい笑みを浮かべているのだが、今は少し……と言うかかなり寂しそうな、それでいて、俺を見たことによって発生した、驚きの混じった顔。

すらっとした体つき。

俺は、最後の10mを一気に詰めると、腕を大きく広げ、彼女を……光を抱きしめた。

「……あ、秋彦……君?」

「ああ、そうだ。そうだよ……光」

俺は、光を抱きしめる力を更に強めた。

一方光は、ようやく驚きが収まったのか、今度は嗚咽を混じらせながら、光の方からも、強く、しっかりと抱きしめてくる。

俺たちは、2時間ぶりに再開した。

たった2時間と、思う人だっているだろう。

だが、俺には……俺たちには、2時間は長すぎた。

しっかりと、強く、強く抱きしめ合い、俺たちは……







クソッタレたゲームで、再開した。




[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ