レベルの意味
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らねぇが、剛力とか無重力とかそんなもんじゃねぇ…!
もっと凄い片鱗を感じたぜ……!
「正座」
「え?」
「正座です。その場に正座。
そう、そのままゆっくりと座ってください。
決して物に触ろうとか考えないでくださいね?」
言われるがままにゆっくりと腰を下ろして正座する。
最近、リリが怖いんですが、誰か癒しを運んでくれませんかね?
「さて、ケビンはソーマ様を呼んできてください」
「え?あ、うん。わかったよ」
そう言うとケビンは早足に二階へ上がっていった。
え?何?神様を交えてのお説教?
タケルしってるよ。これ、はなしがながくなるぱたぁんのやつだよ。
やだよ、おせっきょう、うけたくないよ。
誰かボスケテ…!
タケル・オオモトLv8
力0
耐久0
敏捷0
器用0
精神0
「何が起こった…!?」
「レベル8!?オラリオ最強じゃないですか!」
「タケル様。正直に答えてくださいね?
何をしたんですか?」
皆さん。私のレベルが8になってました。
いや、思い当たると言うか何をやったかなんて分かりきってるんですけども…リリが怖いです。
「そう、あれは遠い遠い、遥か昔の―――」
「な、何があったんですか!?」
「―――昨日」
「昨日じゃないですか!」
やばい。ケビン君が突っ込み良すぎて楽しく「タケル様…?」なっちゃいけませんよね。わかってました。
「昨日俺ダンジョン行ったじゃん?
大体42層辺りで憂さ晴らしをしましてですね…」
「憂さ晴らしって…そもそもレベル1の冒険者が行くようなところじゃないんですけど。
で、何があったんですか?」
「いや、ロキ・ファミリアの連中と一悶着あって…返り討ちにしちゃったんだけども」
「何やってるんですか…」
「まぁそのあと怪物を相手にしていて気づいたんだよ。
八つ当たりって物理的にやるものじゃね?ってな」
「いや、その理屈はおかしい」
「で、取り合えず怪物を殴ったんだけど、これが異様に固くてな…」
「まずレベル1が殴れることがおかしいんですけどね」
「そう、それだよ。
レベル上げれば殺れるんじゃね?って思ったから上げたら行けた」
「そんな簡単に上がる物じゃ無いんですけど!?」
いやいや簡単だよ?『レベルアップ!』使えば。
「まぁそんなわけで気が張れたから帰ってきて、朝起きたら―――」
「……」
「ドアが砕けました」
「でしょうねぇ!」
いやマジでビックリだよ。
そうだよね。レベル上がったらそれなりに力も上がるわけだから、いつも通りに力いれたら砕けるよね。
何で気がつかなかったんだろ。あはは。
「そもそ
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