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没ストーリー倉庫
幻のIS小説のプロットの更なる続き。
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何でだよ!!何でお前は俺なんかを守って死んでいくんだよ!!どいつもこいつも……俺が傷ついて欲しくないと思った人は皆いつもこうだ!!」。「何でいつも、傷付けてるのは俺なんだよッ!!」。真人はこのアパートで母親の暴力に耐えきれなくなり、家にある鈍器で母親を殴りつけた。殺さないと自分が死ぬと思ったからだ。事実、この行為で真人の母親はとうとう本気で真人を殺しにかかり、重傷を負ったことで虐待の事実が発覚した。真人は母親に愛して欲しかったのに、母親からは暴力しか返ってこなかった。そしてそのまま、母親は行方をくらまし、真人は肉親の愛を受けることが永遠に出来なくなってしまった。その後も、直接、間接に関わらず、気が付けば真人に関わった人ばかりが傷付き、怪我し、時には死んで行っていた。

 そう、このアパートは紛れもない真人の心象風景。真人はあの時の後悔を乗り切れないまま15歳になってしまった。ミソラスはそんな真人の心の中に入り、ずっと健気に真人の身体とを護ろうとしていたのだ。ミソラスがここから外に行けないまま目が覚めたのは、自分の心がこの場所に縛られているから。ミソラスが消滅しようとしているのは、全て真人の所為だった。

 真人は、消えゆくミソラスを助けるために涙を流しながら手を伸ばす。部屋を飛び出してミソラスに手が触れる瞬間、彼女は粒子になって消えた。消える瞬間の彼女は、少しだけ嬉しそうに微笑んでいた。粒子になったミソラスが真人の後ろの少女に吸い込まれるように寄っていき――

 気が付いた時、真人はミソラスに似たISを展開し「限界を超えた機動」でMと偽真耶に戦いを挑んでいた。獣のような咆哮を上げて二人に猛攻を繰り広げ、Mには大きなダメージを与える。しかし偽真耶を倒すには至らず、テロリストたちは撤退していく。
 呆然とする一夏、助けられた3年生をよそに、真人はミソラスが消えてしまったことを悲しんで泣いた。




説明しきれていない情報

オリキャラのアレーシャはとても生真面目な人ですが、実は次期楯無襲名候補第二位だったために楯無との間に温度差があります。というか、楯無が一方的に「実は疎ましがられてるのでは?」と内心でビビりつつもアレーシャにもう少し近づきたいなーと考えているのに対し、アレーシャはイマイチ楯無との距離感が分からないで近付かれても戸惑うという関係になっています。
 
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