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コラボ・クロスクエスト〜六絶神が言っていた〜
ターン2
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体条件を無視するところだが……その型のデッキ、【アルティメット・アヴリエル】に、そんなスピリットを入れる隙間は無い。扱うことは、非常に難しい……それを君は、難なく使いこなして見せた」

 清文と秋也が、ユーリを問い詰める。

 別に責めるつもりはない。その証拠に、声音は穏やかだった。

 聞きたいのは、そんな事ではない。

「何で、初心者だって嘘ついた?」

 そう、それだ。

 初心者ではない彼女は、ここにやってきて、清文たちにルールをきく理由が、ない筈なのだ。

 しかし少女は、答えた。

「え……な、何言ってるんですか? 私は本当に初心者ですよ」
「……!?」

 清文は、息を呑んだ。

「何を言って……」
「秋也、本当だ。ユーリさんは、嘘をついてない」
「何……だと……!?」

 それは、つまり。

「じゃぁ、さっきまでの戦い方は、一体……?」

 謎が、増えたということだった。



 ***



 一方その頃の陰斗。

「あぁっ! これだよこれ、やっと見つけたぜ【アブソリューツ】のコーナー! いやぁ長かった! これでようやくデッキが組める!」

 詩姫(ディーバ)ブースターのコーナーを漁っていた。

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