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ターン2
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模様。

「ターンエンドだよ」

■ターン2 ユーリ ライフ5 リザーブ4→5 トラッシュ0 手札4→5

「私のターン……えっと、手札から{ブレイヴドロー}を発動」

 ユーリは、赤い龍が魔法陣から湧出する演出のカードを発動。コストは5だ。

「ほう、初手からマジックか」
「しかもブレイヴドロー……ユーリさん、もしかして思ったより才能ある……?」

 清文が驚いたのは、ブレイヴドローを選んだユーリのセンスと、それを初手から使ってくる戦法だ。
 初心者バトラーは、通常『数撃ちゃ当たる』戦法をとりやすい。大量のスピリットには大量のスピリットを展開し、フルアタックを仕掛けやすいのだが……ユーリは、初手からスピリットを出すのではなく、マジックを使用して見せた。

「デッキから2枚ドローし、3枚オープン。オープンカードは{天使ボムエル}{天翼の剣刃探知機}{土星神剣サターンスレイヴ}……ブレイヴカードのサターンスレイヴを手札に」
「!!」

 ユーリは、紫と金を基調とした、奇妙な形のロングソードの描かれたカードを手札に加える。クイーンが目を見張った。なぜなら、そのカードは……!

「惑星神剣! それに黄色のカード!?」
「まさか、ユーリさんのデッキは……! なんて無茶なデッキを使ってるんだ!!」

 その時点で二人はデッキの内容に気が付いた。『惑星神剣』シリーズのカードが積まれた黄色のデッキと聞いて、彼らが思いつくデッキは一つしかない。そして、恐らくそれは正しい。

 とはいえ、このターンではコアを使い切ったユーリにできることは無い。

「ターンエンド」
「むむむ……!」

【ユーリ:リザーブ5→0 トラッシュ0→5 手札5→4→7】

■ターン3 クイーン ライフ5 リザーブ0→2 トラッシュ1→0 手札3→4

「アタシのターン! ネクサス、{天翼の大観覧車}を配置!」

【天翼の大観覧車 コスト4 Lv1<0>】

「アタックステップ! マカエル、スピエルでアタック! それぞれフラッシュは無いよ!」
「……両方ライフで受ける!」

 ユーリのライフのコア二つがリザーブに置かれる。

「ターンエンドだよ」

【クイーン:リザーブ0 トラッシュ2 手札3】

■ターン4 ユーリ ライフ3 リザーブ0→8 トラッシュ5→0 手札7→8

「私のターン。{天使ボムエル}を召喚」

【天使ボムエル コスト4 Lv1<2>4000】

「召喚時効果発揮。デッキトップ三枚オープン。{天翼の剣探知機}{月光神剣ウイングオブルナ}{火星神剣マーズブリンガー}……ブレイヴカード二枚を手札に。さらにLv2召喚時効果で天使マカエルをBP0に。効果で破壊」

「ターンエンド」
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