The first season 〜人と獣〜
第一章 【獣の勇者】
第五狩 《説明会って聞いただけで眠くなるよね。....,..なるよね?》
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いえば、あのときは確か何のモンスターにやられたか記されてなかったんですよね.....まぁあれだけの町が壊滅したんだ。たくさんの種類のモンスターの乱戦に巻き込まれたとかそんなところでしょ?......その茶菓子美味そうだな。俺も貰いますね。」
花煽は意外と甘党である。花澤がやっと包装袋からとりだしたお菓子を見て自分も食べたくなったのだ。二人はほぼ同じタイミングでお菓子をほう張り、
「モンスターの数は一匹だ」
「「ブフォッ??」」
同時に吹き出した。
「グフッ...い、今のマジですか!?」「あ〜、お茶菓子が変なとこ入っちゃった....」
花澤が自分とは違う理由で吹き出したことは横流ししつつ、花煽がまくし立てるように聞く。
そんな慌てる花煽に対し瑞花は、
「あの.....急に言った俺も悪いんやけど.....」
「あ......」
花煽は今の瑞花の状況を見て固まった。
なぜならば、
「モノ吹き出すのは.....次から人がいない方向で.....OK?」
二人が吹いた茶菓子が瑞花に余すことなくすべて降りかかっていたからだ。
「マジすんませんっ!!!!!」
花煽はこの日久しぶりに腰おり90度の謝罪をした。
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「キレイなフォームの謝罪だったね〜。さて、続きを話そうか」
お菓子のクズを拭き取った瑞花が笑いながらそういい、続きを話しだす。
「いやホントすいませんした。.......それで?一匹で衛兵を全滅させて街を壊滅させるなんてどんなモンスターだったんですか?」
「まぁ.....1人っていった方が正しいのかもしれんね」
「いやいや、人じゃないんだから。」
「人であり、モンスターでもある。モンスターであり、人でもある。この場合どう言ったらいいのかねぇ」
「「え......?」」
花煽と花澤が驚き顔になるのは同時だった。
瑞花は続ける。
「街に侵入したのは見た目は普通の恐暴竜だったんだ。しかし、少し様子がおかしくてね。仕掛けた罠に引っかからなかったり、こちらのフォーメーションを理解するような素振りを見せたり、それはさも知能があるようだったらしい。だけどそれでも上手いこと戦ってたんだ。衛士になるほどだからね。実戦でもアドリブがきくほどの実力と経験は兼ね備えていたということだね。しかし、衛士たちがソイツを取り囲んだとき、ソイツは一瞬動きを止めたかと思うと、急に体が光だしたんだ。」
(ん?なんか聞いたことあるような?)
花煽の頭はすぐにその現象を思い出した。
そう、つい昨日のこと、花煽はそれを目の当た
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