アインクラッド編
第三話ボス攻略
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サイガお前!あの時の!」
「わかってんならあとは頼むぞ!ゥオラッ!」
最後に、野太刀の腹に剣ごと体をぶつけ叩き折った。
(…あとは…任せた)
キリトと赤頭巾ちゃんの背中を見ながら、俺の意識は途切れた。
「なんでや!なんでディアベルはんを見殺しにしたんや!」
この声で俺の意識が戻り、目の前の強面キャラを見て目が覚めた
「…何…騒いでんだ?」
「あの黒い剣士がディアベルを見殺しにしたって文句言っているらしい」
(ああ、そーゆー事か、さて)
俺は立ち上がり論破の準備をした
「おい、サイガ大丈夫なのか?」
「あのモ○ットボールを蹴り飛ばしてくる。おい!そこのサボテン!」
「サ、サボテンやと。…そういやお前もなんか掛け声みたいなのしとったな!お前らベータがもっと早くに情報を伝えとったらディアベルはんが、…ディアベルはんが「死ぬことは無かった、か?」??」
「何か勘違いしていないか?これはデスゲームだ、既に知っている情報を頼りにして死んでいった奴らの話を以前しただろ。
俺は違うがな」
そして俺はキバオウに近づき、誰にも聞こえないように言った。
「こーゆーのを防ぐ為に、お前らに言ったんだがな」
キバオウの顔がみるみる青ざめていくと同時に、キリトの声がした。
「そうだな、そこらのベータ共と一緒にするな、俺は情報屋なんか比べ物にならない位知っている。誰もたどり着いていない層まで行ったからな。刀のソードスキルを知っていたのは上の階層で嫌という程戦ったからだ。ベータの中にまともなMMOプレイヤーが何人いたと思う?あんたらのほうがまだマシさ」
(あらら、キリトが凄い事は知ってたけどベータのトッププレイヤーだったか。俺の全部怒りを仕向けよう作戦失敗だな)
「そんなのズルすぎるだろ!」
「チーターだ!チーターだ!」
「ベータのチーターだからビーターだ!」
「ビーターかいい名前だ、LAと一緒に俺がいただいた」
(乗るしかないな、……コミュ障の癖にやるな)
「俺がアクティベートとしといてやる、今のお前らは大半が主街区に来るまでに死ぬだろう。死にたい奴だけ来い」
キリトはLAの【コートオブミッドナイト】を、俺は武器破壊でドロップした【絶ノ大剣】を装備し、騒めく奴らを黙らせた。
「…ディアベルさんに謝れよ、ビイイイタアアアアア!!」
最後の外野の怒りに俺とキリトは高笑いで返しその場を去った。
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