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勇者(元)の学園生活
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勇者(元)の片鱗
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いる俺に相沢君が近付いてきて、

「すごいね上山君!」

「相沢君……。」

「僕は昔から走るのが速くていつも優勝していたけど、競え合えるライバルが欲しかった。でも、オリンピック候補生になってからもライバルになってくれそうな人は見つからなかった。僕は多分心の中で諦めていたと思う。けど、今日君に出会えた!僕の走りに付いてこれるライバルになってくれそうな君に!さぁ上山、僕と一緒に陸上部に入って走らないか?」


えーー?なにこの子?まったく知らないのにいきなり語りだすとか。なにこの子怖い。

「えーと、部活は入らないんだ。」

「いやいや!君は陸上部にはいるべきだ。なぜなら…………」

相沢君は俺が断ったのにも関わらず話を続け、周りはザワザワ騒いでいるまま、俺の身体能力測定の初日は終わった。

初日の感想?やらかしただけですが?











2日目も当然のごとくやらかしたが、またの機会でいいだろう。











そんなわけで測定で規格外ぷりが少しバレた俺は、いくつもの運動部から勧誘を受け、また俺自身に興味を持つ人が増えたのである。





















これが俺に嫉妬と憎悪以外の切望や興味の視線が向けられるようになった、やらかした1ヶ月前の出来事だ。























3ヶ月たった今でも相沢君からの勧誘は毎日続いている。


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