第2章:異分子の排除
第20話「代表決定と和解」
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日からでも教えられる。」
「ありがとうございます...!」
「どういたしまして。...と、そろそろ時間だし、席に戻っておいた方がいいぞ?」
「あ、そうですわね。では、桜さん、また後で...。」
そう言ってオルコットが席に戻った辺りでチャイムが鳴る。
「では、これよりISの基本的な飛行操縦を実戦してもらう。織斑、オルコット、篠咲兄、弟、試しに飛んでみろ。」
ISの実践による学習にて、俺たちは見本になることに。
「分かりましたわ!」
「了解。」
「分かりました!」
オルコット、桜さん、俺の順に、一瞬でISを纏う。
しかし、アイツはなぜか手間取っているようだ。
「早くしろ!熟練したIS操縦者は、展開まで一秒とかからないぞ。」
千冬姉に言われて、ようやく展開する。
....アイツ、あんなので俺に楽勝だと思ってたのか?
「よし。...飛べ!」
千冬姉の合図に、俺たちは飛ぶ。
しかし、アイツはまだ慣れていないのか、軌道がおかしかった。
【遅い!スペック上の出力なら、白式の方が上だぞ。】
俺たちに呼びかけるための通信で、アイツは少し叱られる。
...そういえば、一応最終世代なのを隠すために制限してる俺たちのISは、スペックでは第三世代で白式よりは若干劣るって束さんも桜さんも言ってたっけ?
【そう言われても...自分の前方に角錐を展開させるイメージだっけ...?】
【...イメージは所詮イメージ。自分のやりやすい方法でやるのが一番手っ取り早いぞ。織斑。】
なんかモタモタしているアイツに、桜さんが一言アドバイスする。
アイツは少しムッとした表情をするが、アドバイスはアドバイスとして受け取った。
【理論的な思考で飛ぶ奴もいれば、それこそ空想上の物を思い浮かべて飛ぶ奴もいる。..俺の場合は“自由に動ける”事をイメージしてるな。これでも上手くいく。】
【....そのイメージ、言葉では簡単に言えますけど、実際にイメージして飛ぶのは相当難しいですわよ?...さすが桜さんですわ。】
オルコットが桜さんを称賛している。
...やっぱり、オルコットの桜さんに対する態度が俺らと少し違うような...。
【俺の場合は“飛ぶ”よりも“跳ぶ”方が性に合ってるからな。別に普通に飛ぶこともできるが、地上を駆ける時のように動ける方が俺はやりやすい。】
「【あ、わかりますそれ。今まで体を自由に動かした飛ぶ事がなかったので、やっぱり“跳ぶ”方がやりやすいです。】」
飛ぶ時の動きが桜さんと似てると思ったら、同じような考えで飛んでたんだな...。
【...私としては、
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