暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?崇拝者の復讐〜Code 3 of the Dragon heart〜
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
め、「この程度で・・・!」チェーンバインドで左腕を拘束する。

「はやては攻撃、シャマルとザフィーラは捕縛!」

「ん!」

『ブラッディダガー、行くです!』

問答無用でハート3に撃ち込まれる血色の短剣型高速射撃魔法。着弾時に発生した煙の中に「戒めの糸!」シャマルのバインドと、「鋼の軛!」ザフィーラの拘束杭が突っ込んでいく。その衝撃で煙は晴れ、シャマルとザフィーラのバインドで完全拘束されたハート3の姿が現れた。

「くそっ、くそっ、目の前に仇が居ると言うのにぃぃぃーーーー!!」

バインドから逃れようともがくハート3。俺は「お前を脱獄させたのは・・・レーゼフェアか?」問い質す。すると「だったらなんだ!? あの方はくれたんだ、貴様を討つチャンスを!」簡単に答えてくれた。

「馬鹿が。利用されたんだよ、お前は・・・!」

「それでも構わない! 公務員のクセに卑怯な手を使ってまで勝ちに拘ったお前がシュヴァリエルさんを討ったという事実に変わりない! 殺す、殺す、お前はここで・・・殺す!!」

これはもう何を言っても無駄だな。俺は“ブリギッド・スミス”を回収するため、ハート3の左腕に装着されている盾に触れようとしたその時、「っ!?」奴の、レーゼフェアの神秘を至近距離で感じ取った。ハッと彼女の顔を見て、「な・・・!」目を見張った。両目からどす黒い泥・・・ではなく、影が溢れ出て頬を伝ったからだ。

「レーゼフェアめ・・・!」

バッと大急ぎで後退した直後、ハート3の目だけでなく顔の穴という穴から影が溢れ出してきたかと思えば、その影は彼女の肌を覆い隠してコーティングした。それと同時にシャマルとザフィーラのバインドを破壊。

「ルシル君!」

「距離を取れ!」

俺の元に来ようとしていたはやて達に叫ぶ。同時にハート3の着ている囚人服が弾け飛び、全身をピッチリと覆っている影の装甲から何十本と針が突き出してきた。戦友フォルテシアと似た攻撃だ。それらを避けている間、影の針を切り捨てたハート3は地上に突き立っている片刃剣の元へ急降下を始めた。

「させるか!」

――舞い降るは(コード)汝の煌閃(マカティエル)――

闇黒系の弱点である閃光系の魔力で創り出した魔力槍30本を一斉射出。それと一緒に“ドラウプニル”を装着したはやては「ナイトメア!」砲撃を、「おっらぁぁぁぁ!ヴィータは冷気を纏ったシュワルベフリーゲン・アイス6発を撃ち放った。
俺のマカティエルを含めてその全てが「チッ!」背中から翼のように生えた10本の人の腕のような物が盾代わりとなって防いだ。10本5対の影の腕がバッと広がり、まさしく翼のように見える。

「ルシリオン!」

「ああ、解っている! 一筋縄じゃ行かないようだ!」

レーゼ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ