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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?崇拝者の復讐〜Code 3 of the Dragon heart〜
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ェア・・・だろうな」

俺がボソッと呟くと、はやて達が目を見張って俺を見た。俺たちチーム海鳴は2班に分かれてエルマの捜索の手伝いをしている。俺たち八神家となのは達の2班で、拘置所があった無人世界の近隣にある管理世界、第10管理世界ファトーと第11管理世界ロヌムイに赴き、八神家はファトーを担当することになった。

「あー、確かレーゼフェアもリンドヴルムと関係してたって話やもんな〜」

「レーゼフェア。アギトの記憶を奪いやがった・・・!」

「ああ、絶対に許せんな。アギトも、戻るのであれば記憶も一緒に取り返す!」

ヴィータとシグナムが怒りを露わにする。俺とて許せないさ。レーゼフェアはベルカ時代にてリインフォース・アインスを殺した。ジュエルシードを巡る戦いでは、フェイトに精神操作を施した。さらに今度はアギトの記憶をいじった。その償いだけはさせなければならない。

「ルシル君。レーゼフェアに勝てそう?」

「あんま無茶も、無理もせえへんようにな。創世結界が使えへんなら・・・」

「大丈夫だよ、シャマル、はやて。ルシルは強いだけじゃなくて頭も良いんだから!」

不安一色のシャマルとはやてだが、アイリは俺を信じ切っており、創世結界が使えなくても知略で勝てると断言した。信用にも信頼にも応えてやりたいんだが、創世結界無しで勝てるほど“堕天使エグリゴリ”の強さは甘くない。シュヴァリエルのように他の神器からのドーピングが出来れば良いんだが、今回はそんな都合の良い物はないだろう。それでも・・・

「勝つしかないだろう。呪いを掛けてきた術者本人がレーゼフェアだ。創世結界に頼らず、いま扱える全てをフルに利用して、勝利をもぎ取る。それだけだ」

勝率はシュヴァリエル戦に比べれば高いだろうが、それでも決して高くはない。最悪、記憶を削って勝つしかないだろうな。それでアギトを取り戻せるなら安い代償だ。

「レーゼフェアが関わっているとして、奴にメリットはあるのか?」

「どうだろうな。今のアイツはプライソンという次元犯罪者の元に居るようだから、プライソンの指示だとすればその行動に納得も行くが・・・。どちらにしろハート3を脱獄させることが出来るのはレーゼフェアくらいだ」

そう考えるとハート3はもう付近の世界には居ないかもしれないな。だからその事を本部に報告しようとした時、ゾワッと悪寒が走った。俺たちがいま居るのはファトーの郊外にある廃墟区画。犯罪者がよく潜伏するという情報を受け、やって来たんだが。明らかに俺たちに、いや正確には俺にだけ殺意が向けられている。

「どうやら当たりやったようやな・・・! シャマル、ハート3を発見したことを本部に連絡! リイン、わたしとユニゾン!」

「あ、はい!」

「はいですっ!」

「え
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