―パートナー―
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エンドン!」
「俺のターン、ドロー!」
これで剣山のフィールドは《ダークティラノ》に《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》、効果が適応されたままの《大進化薬》に、今し方伏せたリバースカード。どうするか、と思索する俺に、隣から明日香が話しかけてきていた。
「……ごめんなさい遊矢。私が残してきたモンスターが……」
「大丈夫だ。アレにやられるのは慣れてるからな」
明日香との今までのデュエルにおいて、《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》に何回してやられたことか。申し訳なさそうだった明日香の表情は、その一言で小さな笑みを見せていた。
「そうね。何回やられたかも分からないわ」
「ああ。今回もやってやるさ! 《スピード・ウォリアー》を召喚!」
そして召喚されるマイフェイバリットカード。フィールドに旋風を巻き起こすそのモンスターに、レイと剣山の緊張が伝わってきた。
「さらに魔法カード《ヘルモスの爪》を発動! 手札のモンスターと融合し、新たな装備魔法となる!」
「えっ!?」
さらに発動した魔法カード《ヘルモスの爪》に対し、レイの驚愕する声が響き渡る。百聞は一見にしかず、手札の《ガントレット・ウォリアー》を融合素材とし、それらは新たな装備カードとなって生まれ変わり、《スピード・ウォリアー》の新たな力となる。
「融合召喚! 《ヘルモス・ロケット・キャノン》!」
《ガントレット・ウォリアー》が巨大なロケットランチャーとなり、融合召喚されるとともに、《スピード・ウォリアー》の右手に装着される。その外見に反してステータスのアップ等はないが、それはまだこれからだ。
「さらに装備魔法《バスターランチャー》を《スピード・ウォリアー》に装備し、バトル!」
《ヘルモス・ロケット・キャノン》とは逆の、左手に新たな装備魔法《バスターランチャー》が装備され、《スピード・ウォリアー》が重火器を背負ったような姿となる。《バスターランチャー》の効果は、相手モンスターの攻撃力が2500ポイント以上の時、装備モンスターの攻撃力を2500ポイントアップさせる効果。剣山の《ダークティラノ》と《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》は、そのどちらもが2500ポイント以上の攻撃力を持つ。
「《スピード・ウォリアー》で《ダークティラノ》に攻撃! バスターランチャー、シュート!」
「まだまだザウルス……!」
レイ・剣山LP3700→2900
《ダークティラノ》の攻撃力は2600。よって《バスターランチャー》の効果が適応され、左手に装備されたランチャーが《ダークティラノ》を撃ち貫いた――さらに。
「まだだ! 《ヘルモス・ロケット・キャノン》を装備したモンスターは、二回の攻撃が出来る! 続けて《サイバ
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