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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―パートナー―
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幕を閉じていた。その決着をつける為だと――効果のない《パートナーチェンジ》より、正体不明のリバースカードを優先したのだ。

「よし……来い明日香!」

「ええ! 儀式魔法《高等儀式術》を発動!」

 会場に熱気が戻っていき、明日香のデッキにおけるキーカードとも呼べるカードが発動される。デッキから二枚の通常モンスターが墓地に送られ、明日香のフィールドに機械化された天使が舞い降りる。

「儀式召喚! 《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》!」

 降臨する最強のサイバー・エンジェル。七つの刃を持った機械天使が、登場した瞬間にこちらのフィールドの《セブン・ソード・ウォリアー》を切り刻む。

「《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》の効果。このモンスターが特殊召喚された時、相手はモンスター一体を破壊する」

「俺たちのフィールドには《セブン・ソード・ウォリアー》しかいない……」

 つまり、破壊されるのは《セブン・ソード・ウォリアー》に限られる。そして直接攻撃対策の《ガード・ブロック》も先の《サイクロン》で破壊され、これで俺たちのフィールドに残るのは《パートナーチェンジ》のみ――《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》が迫る。

「バトル! 《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》でダイレクトアタック!」

「ぐあっ!」

遊矢・レイLP8000→5300

 《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》により、こちらへの最初のダメージが与えられ、明日香のバトルフェイズが終了する。《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》がしたり顔の明日香へと戻っていき、守護天使のようにその隣へと降り立った。

「私はこれでターンエンド」

「わたしの……ターン、ドロー」

 明日香のターンから続いてレイのターンへと移行されたが、そのレイのドローに気迫がない。意気消沈をしているというべきか、より強いものに呑まれてしまっているかのようだった。

「わたしはモンスターをセット……さらに」

 貫通効果を持った《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》に対して、裏側守備表示モンスターをセットするのみ、という悪手。だがレイは、さらにもう一枚の魔法カードを発動した。

「魔法カード《マジック・プランター》を発動! 永続罠を墓地に送ることで、カードを二枚ドローする!」

 永続罠――すなわち、《パートナーチェンジ》。永続罠をコストに二枚ドローする《マジック・プランター》により、《パートナーチェンジ》は墓地に送られる。よってレイが発動していたカードの効果は、他ならぬレイの手によってその効果を失った。

「レイ……?」

「レイちゃん?」

「……うん、もう止めた!」

 自分で発動したコンボを自分で破壊する、という不可解な行動に対して、明日香と
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