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【短編集】現実だってファンタジー
それが君の”しあわせ”? その3
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やしラーメン!!んんっ……ずぞぞ………オイシイッ!!」

「ホントだぁ。こってりしてるのに甘味があるね!」

「おっ?何よ、悟子ったら文句言っていた割には上機嫌じゃない!味音痴の癖に一丁前に食レポみたいなこと言っちゃってぇ!」

「あ〜〜っ!!間宵ったらそういうこと言っちゃうんだぁ!別に私はあっちのファミレスでご飯食べてもよかったんだからね!?一人さびしくラーメン啜る間宵が可哀想だからわざわざ待ってて上げたんだよ!?」


 その日のラーメンは、心なしか今までのラーメンより特別に美味しい気がした悟子だった。
 
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