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パパは不審者
1部分:第一章
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「絶対に痴漢か誘拐犯と思ったが」
「連続殺人犯かと思ったがな」
「最後の三つは何なんだ」
 不審者ではなく保護者もだ。その容疑には思わず抗議した。
「幾ら何でも酷いじゃないか」
「そんな外見だからなあ」
「通報も受けたしな」
「悪いとは思うがな」
「それでもな」
 警官達は申し訳なさそうな素振りはするがそれでもまだ疑いの目を向けている。それでも疑いは晴れてだ。彼は授業参観に参加できた。

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