一誠SOS
大運動会(1)
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アルバム作りが終わった数日の学校の教室。人間界ではそろそろ夏から秋へとなりかけていた所、俺らはいつも通りの放課後となり最近だと会長職を副会長に任せているソーナと一年のレイヴェルを待っていた。
アーシアとゼノヴィアはグレモリー眷属の悪魔稼業があるので、イリナも一緒にいるしオカ研では顔出し程度なので問題無し。人間界本家組である俺、ヴァーリ、シーグヴァイラ、イリナ、ソーナ、レイヴェルが来た事だしそろそろ帰ろうとした時にアザゼルが教室に入ってきた。
「一体何用だアザゼル。エリクサーに関しては再三に渡って断ったはずだぞ?それに冥界全土へ出回れば、フェニックス家の涙よりもこちらの方が体力や魔力から蘇生さえも出来るとされているけどよ」
「それについては分かってるつもりでいるさ・・・・元々一ちゃんらが秘薬とされてきたブツを三大勢力共が欲しがると、フェニックス家が可哀想に思えるからなー。俺が用なのは、エリクサーではない別件だがリハビリ感覚で体動かしたくないか?良いイベントがあるんだが」
イベント?中間試験は終わったし、体動かすイベントなら体育祭は既に終わらせたぞ。ディオドラと決着が付いた頃だがら、恐らく三大勢力関連でのイベントなのだろうけど俺らは知らん。
「アザゼル先生、駒王学園での体育祭は既に終わったはずですが?」
「その体育祭じゃなくて運動会だ、それも三大勢力関連のイベントでな」
『シーグヴァイラ、そのイベントが本当にあるか聞いてみたか?』
『既に聞いてみましたが、どうやら本当の事だそうですよ。懐から選手登録用の用紙を取り出しましたし、ソーナも何となくですが聞いてるかと』
『一応次期当主として聞いてはいましたが、もしかして一誠さんとは敵となるのでしょうか?』
駒王学園の体育祭ではなく、三大勢力関連での運動会をする事と言うのは本当であるがそれを知っているのは一部だけの様子だ。アザゼルはグリゴリが企画したイベントと言っているが、俺とヴァーリは別勢力だと知っている筈だ。なのに何故俺らをゲストとして引き抜こうとしているんだろうか?用紙を受け取ろうとしたら、魔力が飛んできた事で燃えてしまった。
「むっ!アザゼル!言ったはずだ!一誠君達はこちら側の者だと!」
物陰から紅髪の男性が飛び出してきたと思えば、何故こんな所にサーゼクスがいるのだろうか?いきなり現魔王が出現した事で、ソーナ達は黙って様子見となった。するとアザゼルが舌打ちした事で、ちょっとした厄介事になりそうだな。
「チッ!だがよ、こっちだって切羽詰ってるんだからいいだろ?こっちは一番少ないんだから」
「だからと言って、一誠君達は悪魔側だと何度言えば分かる!」
現魔王と総督がこんな所で喧嘩始めちまったが、幸いにも一般生徒がいない事だけでもい
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